村上春樹のノーベル文学賞受賞ならず

今年もだめだったノーベル文学賞。村上春樹さんに今年こそはと期待していた。今日はユニクロの村上春樹Ｔシャツを着て応援していたのに。

ノーベル文学賞は世界中の人に読まれていることが重要ならば、これまでの村上作品は50か国以上に翻訳されている。それが毎年期待される理由だ。



ノーベル文学書を取っていればバッチリのタイミングだったが、雑誌「ブルータス」が2号連続で「村上春樹」特集。





中をみると、村上さんが手放せない51冊の本を28ページにわたって描き下ろしている。うーんとうなるセレクションで、英米文学にうとい私は、1冊も読んだ本がなくてびっくりした次第。

著作から時代を読み解く年表や、早稲田大学の村上春樹ライブラリーについての紹介も楽しい。

一番おもしろかたのは「エッセイで巡る村上カルチャー地図」という企画。村上さんがベルリンのホテルで、ドイツ語に吹き替えた小津安二郎の「東京物語」を見た話は、とてもおかしくて、思わず吹き出してしまった。イタリアで井上陽水や小泉今日子のカセットをウォークマンで聞く話など、どれも面白い。1984年の記事の復刻掲載も楽しい。

次号はどんな内容か楽しみだ。

今日の足跡（そくせき）

最低気温14.2度、最高気温28.0度。晴れ。

○……気持ちのいい朝だったので、久しぶりに6kmを走ってきた。沿道にはススキ、アザミ、イヌタデ、セイタカアワダチソウ、アキノウナギツカミ、オミナエシなどが咲いていた。願わくば、もう少し秋が長ければいいのに。

○……アサヒの微アルコールビール「ビアリー」を飲んでみた。アルコール度数はわずか0.5％。サラッとした口当たりで、ノンアルコールビールのような感じ。物足りないけれど、夜に本を読んだり、ビデオを見たいときなど、あまり酔いたくない場合にいいかもしれない。

○……作曲家、すぎやまこういちさんが90歳で亡くなったというニュース。若い人にはドラクエのテーマの人なんだけど、我々には、ザ・ピーナツの「恋のフーガ」、ザ・タイガースの「花の首飾り」「モナリザの微笑」、ヴィレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」、ガロの「学生街の喫茶店」といった曲かなぁ。