06日22時13分=2021年=
河口湖のカチカチ山と太宰治
太宰治が滞在した山梨県河口湖近くの天下茶屋を訪ねた際(当該記事)、太宰の「御伽草子」に関連する河口湖畔の「カチカチ山」に文学碑があることから立ち寄った。だが、あいにく工事中だったので、断念せざるを得なかった。今回はリターンマッチとして、再び友人とカチカチ山を訪ねた。
↓河口湖畔からの富士山。5合目ぐらいまで雪の帽子をかぶっている

河口湖は富士五湖のうち最も周囲が長い湖。ホテルや旅館も多数立ち並び、観光客が最も多く訪れる。
作家、太宰治が書いた「御伽草子」の中の一編「カチカチ山」の冒頭で「これは甲州、富士五湖の一つの川口湖畔、いまの船津の裏山あたりで行はれた事件であるといふ」と書いている。
太宰は1938年(昭和13年)に富士河口湖町、御坂峠の天下茶屋に滞在しており、それが天上山がカチカチ山であるという根拠になっている。
太宰の「カチカチ山」は昔話のパロディーで、ウサギを少女、タヌキを愚鈍な中年男として物語を展開していく。最後には、ウサギに騙されて、タヌキが河口湖に沈む。最後のセリフが「惚れたが悪いか」である。
↓うさぎ神社

↓たぬき茶屋

↓ウサギとタヌキのオブジェ

↓展望台からの眺め

天上山(カチカチ山)には、「富士山パノラマロープウェイ」があり、2分30秒で、標高1075mの展望台まで行くことができる。展望台ちかくには「うさぎ神社」や、タヌキとウサギのオブジェがある。名物、たぬき団子が食べられるたぬき茶屋もある。それにしても、太宰の小説を題材に、ユーモラスな観光名所に仕立てたものだ。
↓太宰治の文学碑

ロープウェイで下る場合は見ることができないが、徒歩で下ると、途中の広場に太宰の文学碑がある。富士山がバックになり、とても景観が良い場所に建てられている。碑文は、もちろん「惚れたが悪いか」である。徒歩の場合、下りに40分ほどかかる。
ロープウェイは片道500円、往復900円。
今日の
最低気温-1.3度、最高気温9.6度。曇り。
○……昨日は氷点下0.3度、今朝は氷点下1.3度と、2日連続で最低気温が氷点下。12月22日が二十四節気の冬至。冬至は昼間の太陽が最も低く、一年の中で最も昼の時間が短くなる日である。
そして、小寒は来年1月5日(寒の入り)で、立春(寒の明け)は2月4日。この「寒」の間は、1年じゅうで一番寒い季節になる。
今冬はラニーニャ現象で大雪になるらしい。用心、用心。
↓河口湖畔からの富士山。5合目ぐらいまで雪の帽子をかぶっている

河口湖は富士五湖のうち最も周囲が長い湖。ホテルや旅館も多数立ち並び、観光客が最も多く訪れる。
作家、太宰治が書いた「御伽草子」の中の一編「カチカチ山」の冒頭で「これは甲州、富士五湖の一つの川口湖畔、いまの船津の裏山あたりで行はれた事件であるといふ」と書いている。
太宰は1938年(昭和13年)に富士河口湖町、御坂峠の天下茶屋に滞在しており、それが天上山がカチカチ山であるという根拠になっている。
太宰の「カチカチ山」は昔話のパロディーで、ウサギを少女、タヌキを愚鈍な中年男として物語を展開していく。最後には、ウサギに騙されて、タヌキが河口湖に沈む。最後のセリフが「惚れたが悪いか」である。
↓うさぎ神社

↓たぬき茶屋

↓ウサギとタヌキのオブジェ

↓展望台からの眺め

天上山(カチカチ山)には、「富士山パノラマロープウェイ」があり、2分30秒で、標高1075mの展望台まで行くことができる。展望台ちかくには「うさぎ神社」や、タヌキとウサギのオブジェがある。名物、たぬき団子が食べられるたぬき茶屋もある。それにしても、太宰の小説を題材に、ユーモラスな観光名所に仕立てたものだ。
↓太宰治の文学碑

ロープウェイで下る場合は見ることができないが、徒歩で下ると、途中の広場に太宰の文学碑がある。富士山がバックになり、とても景観が良い場所に建てられている。碑文は、もちろん「惚れたが悪いか」である。徒歩の場合、下りに40分ほどかかる。
ロープウェイは片道500円、往復900円。
今日の足跡
最低気温-1.3度、最高気温9.6度。曇り。
○……昨日は氷点下0.3度、今朝は氷点下1.3度と、2日連続で最低気温が氷点下。12月22日が二十四節気の冬至。冬至は昼間の太陽が最も低く、一年の中で最も昼の時間が短くなる日である。
そして、小寒は来年1月5日(寒の入り)で、立春(寒の明け)は2月4日。この「寒」の間は、1年じゅうで一番寒い季節になる。
今冬はラニーニャ現象で大雪になるらしい。用心、用心。
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