18日20時07分=2021年=
言葉の応酬がスリリングな映画「偶然と想像」
【評】★5つが最高
★★★★

「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督の新作「偶然と想像」を高田世界館で見てきた。監督自ら執筆したという脚本が素晴らしい。舞台劇のような言葉の応酬がスリリングで、「カラマーゾフの兄弟」を読んだときのような興奮が蘇ってきた。12月29日まで高田世界館で上映中。
濱口監督は「ドライブ・マイ・カー」でニューヨーク映画批評家協会賞の作品賞を受賞したのに続き、ボストン映画批評家協会賞の作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞の4部門で受賞に輝いた。
本作は世界三大映画祭の一つであるベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞。これも快挙である。
「偶然と想像」は、3つの短篇から成るオリジナルのオムニバス作品。「魔法(よりもっと不確か)」「扉は開けたままで」「もう一度」というタイトルで、いずれも偶然や想像が引き起こす人々の日常の変化を鮮やかに描いている。

「魔法(よりもっと不確か)」は、モデルの芽衣子が、撮影帰りのタクシーで同乗したヘアメイクのつぐみから、彼女が最近出会い好意を抱いた男性の話を聞かされる。話を聞くうち、芽衣子にはその男性が2年前に別れた元カレだと確信する。彼女と別れた後、彼の経営する会社へタクシーを走らせる。

「扉は開けたままで」では、50代にして芥川賞を受賞した大学教授の瀬川に落第させられた男子学生が、逆恨みから彼を陥れようと、同級生の奈緒を彼の研究室を訪ねさせる。奈緒はこっそりスマホで録音し、ハニートラップを仕掛けるが……。

「もう一度」では、高校の同窓会に参加するため故郷へ里帰りした夏子が、駅のエスカレーターで、あやとすれ違う。20年ぶりの再会を喜び合い、あやの自宅に行って旧交を温める。現在の置かれた環境の違いから会話が次第にすれ違っていく。
今日の
最低気温-0.5度、最高気温3.3度。曇り一時雪。
↓妙高市文化ホール付近の雪景色

○……朝方、積雪は7、8cmほどあっただろうか。周辺は真っ白になった。寒い一日だった。

○……映画を見た後、吉野家で「牛すき御膳」(712円)食べる。ちょうど10%引きをやっていた。これは得をしたが、プラス278円で肉が2倍になるのを忘れていた。
★★★★

「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督の新作「偶然と想像」を高田世界館で見てきた。監督自ら執筆したという脚本が素晴らしい。舞台劇のような言葉の応酬がスリリングで、「カラマーゾフの兄弟」を読んだときのような興奮が蘇ってきた。12月29日まで高田世界館で上映中。
濱口監督は「ドライブ・マイ・カー」でニューヨーク映画批評家協会賞の作品賞を受賞したのに続き、ボストン映画批評家協会賞の作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞の4部門で受賞に輝いた。
本作は世界三大映画祭の一つであるベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞。これも快挙である。
「偶然と想像」は、3つの短篇から成るオリジナルのオムニバス作品。「魔法(よりもっと不確か)」「扉は開けたままで」「もう一度」というタイトルで、いずれも偶然や想像が引き起こす人々の日常の変化を鮮やかに描いている。

「魔法(よりもっと不確か)」は、モデルの芽衣子が、撮影帰りのタクシーで同乗したヘアメイクのつぐみから、彼女が最近出会い好意を抱いた男性の話を聞かされる。話を聞くうち、芽衣子にはその男性が2年前に別れた元カレだと確信する。彼女と別れた後、彼の経営する会社へタクシーを走らせる。

「扉は開けたままで」では、50代にして芥川賞を受賞した大学教授の瀬川に落第させられた男子学生が、逆恨みから彼を陥れようと、同級生の奈緒を彼の研究室を訪ねさせる。奈緒はこっそりスマホで録音し、ハニートラップを仕掛けるが……。

「もう一度」では、高校の同窓会に参加するため故郷へ里帰りした夏子が、駅のエスカレーターで、あやとすれ違う。20年ぶりの再会を喜び合い、あやの自宅に行って旧交を温める。現在の置かれた環境の違いから会話が次第にすれ違っていく。
今日の足跡
最低気温-0.5度、最高気温3.3度。曇り一時雪。
↓妙高市文化ホール付近の雪景色

○……朝方、積雪は7、8cmほどあっただろうか。周辺は真っ白になった。寒い一日だった。

○……映画を見た後、吉野家で「牛すき御膳」(712円)食べる。ちょうど10%引きをやっていた。これは得をしたが、プラス278円で肉が2倍になるのを忘れていた。
- 関連記事
-
- 2021年公開の日本映画 私的ベスト5 (2022/01/01)
- 日本人が好きな映画ランキングTOP100 (2021/12/20)
- 言葉の応酬がスリリングな映画「偶然と想像」 (2021/12/18)
- 心温まる映画「今さら言えない小さな秘密」 (2021/11/29)
- 今年一番の映画「MINAMATA ミナマタ」 (2021/11/01)
スポンサーサイト