31日20時40分=2022年=
懐かしの怪獣特撮テレビ番組「ウルトラQ」 16話~28話
NHKBSで毎週月曜の午後11時15分から、懐かしい特撮怪獣テレビ番組「ウルトラQ」の4Kリマスター版の再放送をした(既に終了)。これまで2回にわたって書いたが、最終回の28話まで紹介する。
28話まで見て、改めて「ウルトラQ」の素晴らしさを感じた。1966年に放送された特撮の先駆けテレビ番組というだけではなく、それぞれの回の発想が素晴らしい。科学万能への批判、人間の自然に対する無力さなどが底辺に流れていて、最終回まで貫き通している。CGに頼り切った最近の映画は見習ってほしいものだ。
◇懐かしい特撮怪獣番組「ウルトラQ」 2~4話(2021年4月21日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-4961.html
◇懐かしの怪獣特撮番組「ウルトラQ」 5話~15話(2021年7月18日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-5050.html



ところで、ウルトラQ全編にわたってオープンカー(コンバーチブル)が出てくる。セスナ機パイロットの万城目淳(佐原健二)の愛車である。泉麻人さんが、「男の隠れ家」デジタルに詳しく書いている。
外国の車かと思ったが、スカイラインスポーツというモデルでイタリアのミケロッティがデザインしたという。1962年に発売されて、64年には生産中止になり、25台しか生産されなかったレアな車だ。
◆16話~28話までの作品
◇第16話「ガラモンの逆襲」/隕石怪獣ガラモン、宇宙怪人セミ人間

天体物理学研究所から電子頭脳が盗まれた! その事件の背後に潜む怪しい男の影…。そして東京目がけて飛来する、無数のガラダマ…。隕石怪獣ガラモンが再び、人々を恐怖に落とし入れる。18話に登場したガラモンが再登場。
◇第17話「1/8計画」 1/8人間

「1/8計画第三次募集中」という看板を見つけた由利子。それは人口問題解決のため、人間や建物を1/8に縮小する計画だった。 間違って縮小されてしまった由利子は、懸命に万城目たちのもとへ向かうが…。この発想は素晴らしい。今日では人口減少で反対だが。
◇第18話「虹の卵」/ 地底怪獣パゴス

不吉な出来事の前兆、竹の花。この花と、虹の卵が揃えば何でも願いが叶うらしい。少女ピー子はおばあちゃんの不自由な足を治すため仲間たちと虹の卵を探しに行くが、怪獣パゴスが近くに迫っていた!
◇第19話「2020年の挑戦」 / 誘拐怪人ケムール人

相次ぐ人間消失事件。ある者は飛び込み台からジャンプした瞬間に、またある者は飲み物の入ったコップだけを残して…。 偶然に事件を撮影した由利子は写真に不気味な液体が写っているのを発見する。
◇第20話「海底怪人ラゴン」/ 海底原人ラゴン

突如噴火した海底火山の近くにある岩根島で、漁師が網にかかった奇妙なものを持ち帰る。 それは深海5000mに住む海底原人ラゴンの卵だった。 卵を取り返すため、ラゴンは陸に上がり人々を襲い始める…!
◇第21話「宇宙指令M774」
宇宙エイ ボスタング、ルパーツ星人ゼミ、キール星人

ある夜、客船に乗っていた由利子は、床に落ちていた人形から「私はルパーツ星人。 地球に怪獣が侵入した」という声を聞く。 数日後、セスナで飛行中の万城目と一平が忽然と消え、機体だけが空港に戻ってくる事件が起こった。
◇第22話「変身」/巨人、巨蝶モルフォ蝶

山中で巨大な人間の足跡が発見され、雪男騒ぎが巻き起こる。由利子の友人、あや子は自分の婚約者・浩二が雪男だと打ち明ける。 彼女によると、昆虫学者の浩二は日本にいないはずのモルフォ蝶の毒を受けてしまい…。
◇第23話「南海の怒り」/大だこスダール

漁船の第五太平洋丸がミクロネシア付近で消息を絶つ。この海域では他にも何隻もの船が行方不明になっているらしい。 デスクから調査を依頼された万城目たちが付近の島に到着すると、彼らの前に巨大なタコが上陸してきた! スダールとは酢だこから取った発想?
第24話「ゴーガの像」/貝獣ゴーガ

アーブ国駐在大使の娘・瀬川タミが持っていたゴーガの像が、怪しい女性に奪われてしまった。像は盗品コレクターの手に渡り放射線鑑定を受けるが、その影響で像の中に眠っていた恐ろしい呪いが目覚めてしまう…!
◇第25話「悪魔ッ子」/悪魔ッ子リリー

深夜にかけて、自動車事故が頻発。被害者は一様に幽霊のような子どもの影を目撃し、更には懐中電灯や人形など必ず何かを紛失していた。現場近くにいた魔術団の少女・リリーのオルゴールには現場からなくなった小物が…。怪獣は出てこない。
◇第26話「燃えろ栄光」/深海怪獣ピーター

人気ボクサーのダイナマイト・ジョー。彼の特徴は、自分の飼っているピーターという動物の予言通りに勝利を収めることだ。一見トカゲのようなピーターは水から出すと巨大化する性質を持っていて…。
◇第27話「206便消滅す」/四次元怪獣トドラ

超音速旅客機・206便を待ちわびている由利子。万城目と一平が研修から帰ってくるのだ。ところが、突如206便との連絡が途絶える。レーダーからも消えた206便だが、上空ではそのジェット音だけが不気味に響き渡っていた…。トドラは出てこなくても、物語は成立する。シュールで良くできた脚本。
◇第28話「あけてくれ!」/異次元列車

誰でも一度は考えたことがあるだろう「現実からの逃避」 もし、この世の嫌なことから逃げ出して理想郷へ行くことができるのなら…。会社員の沢村は、気づくと空を走る電車に乗っていた。そこにはSF作家の友野という男が…。最後の作品は、宮沢賢治の「銀河鉄道」を思い起こすようだった。傑作だと思う。
今日の
最低気温-1.1度、最高気温5.3度。曇り。

○……新井駅にある自販機の側面に「NO TRAIN NO LIFE」と書いてあった。
どこかで聞いたフレーズだと思ったら「NO MUSIC NO LIFE」だった。「音楽がなければ、人生はない」「音楽なくしてなんの人生か」という意味。誰が言った言葉だったか。言葉を入れ替えただけだ。
28話まで見て、改めて「ウルトラQ」の素晴らしさを感じた。1966年に放送された特撮の先駆けテレビ番組というだけではなく、それぞれの回の発想が素晴らしい。科学万能への批判、人間の自然に対する無力さなどが底辺に流れていて、最終回まで貫き通している。CGに頼り切った最近の映画は見習ってほしいものだ。
◇懐かしい特撮怪獣番組「ウルトラQ」 2~4話(2021年4月21日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-4961.html
◇懐かしの怪獣特撮番組「ウルトラQ」 5話~15話(2021年7月18日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-5050.html
ウルトラQに出てくるスポーツカー



ところで、ウルトラQ全編にわたってオープンカー(コンバーチブル)が出てくる。セスナ機パイロットの万城目淳(佐原健二)の愛車である。泉麻人さんが、「男の隠れ家」デジタルに詳しく書いている。
外国の車かと思ったが、スカイラインスポーツというモデルでイタリアのミケロッティがデザインしたという。1962年に発売されて、64年には生産中止になり、25台しか生産されなかったレアな車だ。
◆16話~28話までの作品
◇第16話「ガラモンの逆襲」/隕石怪獣ガラモン、宇宙怪人セミ人間

天体物理学研究所から電子頭脳が盗まれた! その事件の背後に潜む怪しい男の影…。そして東京目がけて飛来する、無数のガラダマ…。隕石怪獣ガラモンが再び、人々を恐怖に落とし入れる。18話に登場したガラモンが再登場。
◇第17話「1/8計画」 1/8人間

「1/8計画第三次募集中」という看板を見つけた由利子。それは人口問題解決のため、人間や建物を1/8に縮小する計画だった。 間違って縮小されてしまった由利子は、懸命に万城目たちのもとへ向かうが…。この発想は素晴らしい。今日では人口減少で反対だが。
◇第18話「虹の卵」/ 地底怪獣パゴス

不吉な出来事の前兆、竹の花。この花と、虹の卵が揃えば何でも願いが叶うらしい。少女ピー子はおばあちゃんの不自由な足を治すため仲間たちと虹の卵を探しに行くが、怪獣パゴスが近くに迫っていた!
◇第19話「2020年の挑戦」 / 誘拐怪人ケムール人

相次ぐ人間消失事件。ある者は飛び込み台からジャンプした瞬間に、またある者は飲み物の入ったコップだけを残して…。 偶然に事件を撮影した由利子は写真に不気味な液体が写っているのを発見する。
◇第20話「海底怪人ラゴン」/ 海底原人ラゴン

突如噴火した海底火山の近くにある岩根島で、漁師が網にかかった奇妙なものを持ち帰る。 それは深海5000mに住む海底原人ラゴンの卵だった。 卵を取り返すため、ラゴンは陸に上がり人々を襲い始める…!
◇第21話「宇宙指令M774」
宇宙エイ ボスタング、ルパーツ星人ゼミ、キール星人

ある夜、客船に乗っていた由利子は、床に落ちていた人形から「私はルパーツ星人。 地球に怪獣が侵入した」という声を聞く。 数日後、セスナで飛行中の万城目と一平が忽然と消え、機体だけが空港に戻ってくる事件が起こった。
◇第22話「変身」/巨人、巨蝶モルフォ蝶

山中で巨大な人間の足跡が発見され、雪男騒ぎが巻き起こる。由利子の友人、あや子は自分の婚約者・浩二が雪男だと打ち明ける。 彼女によると、昆虫学者の浩二は日本にいないはずのモルフォ蝶の毒を受けてしまい…。
◇第23話「南海の怒り」/大だこスダール

漁船の第五太平洋丸がミクロネシア付近で消息を絶つ。この海域では他にも何隻もの船が行方不明になっているらしい。 デスクから調査を依頼された万城目たちが付近の島に到着すると、彼らの前に巨大なタコが上陸してきた! スダールとは酢だこから取った発想?
第24話「ゴーガの像」/貝獣ゴーガ

アーブ国駐在大使の娘・瀬川タミが持っていたゴーガの像が、怪しい女性に奪われてしまった。像は盗品コレクターの手に渡り放射線鑑定を受けるが、その影響で像の中に眠っていた恐ろしい呪いが目覚めてしまう…!
◇第25話「悪魔ッ子」/悪魔ッ子リリー

深夜にかけて、自動車事故が頻発。被害者は一様に幽霊のような子どもの影を目撃し、更には懐中電灯や人形など必ず何かを紛失していた。現場近くにいた魔術団の少女・リリーのオルゴールには現場からなくなった小物が…。怪獣は出てこない。
◇第26話「燃えろ栄光」/深海怪獣ピーター

人気ボクサーのダイナマイト・ジョー。彼の特徴は、自分の飼っているピーターという動物の予言通りに勝利を収めることだ。一見トカゲのようなピーターは水から出すと巨大化する性質を持っていて…。
◇第27話「206便消滅す」/四次元怪獣トドラ

超音速旅客機・206便を待ちわびている由利子。万城目と一平が研修から帰ってくるのだ。ところが、突如206便との連絡が途絶える。レーダーからも消えた206便だが、上空ではそのジェット音だけが不気味に響き渡っていた…。トドラは出てこなくても、物語は成立する。シュールで良くできた脚本。
◇第28話「あけてくれ!」/異次元列車

誰でも一度は考えたことがあるだろう「現実からの逃避」 もし、この世の嫌なことから逃げ出して理想郷へ行くことができるのなら…。会社員の沢村は、気づくと空を走る電車に乗っていた。そこにはSF作家の友野という男が…。最後の作品は、宮沢賢治の「銀河鉄道」を思い起こすようだった。傑作だと思う。
今日の足跡
最低気温-1.1度、最高気温5.3度。曇り。

○……新井駅にある自販機の側面に「NO TRAIN NO LIFE」と書いてあった。
どこかで聞いたフレーズだと思ったら「NO MUSIC NO LIFE」だった。「音楽がなければ、人生はない」「音楽なくしてなんの人生か」という意味。誰が言った言葉だったか。言葉を入れ替えただけだ。
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