13日20時22分=2022年=
緊迫感漂う裁判映画「事件」 大竹しのぶが可愛い
単なる刺殺事件なのだが、裁判を通じ、一人の青年を愛してしまった姉妹の激しい葛藤が渦巻く法廷劇。裁判シーンは退屈に思うが、何が起こるか分からない緊迫感が漂い、人が人を裁くことの難しさを教えてくれる。1978年に公開された映画だが、見逃した一本。GYAO!のキネ旬特集で鑑賞。

キネマ旬報ベストテンで日本映画第4位。助演女優賞(大竹しのぶ)、助演男優賞(渡瀬恒彦)も獲得した。日本アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞(大竹しのぶ)、助演男優賞(渡瀬恒彦)など。21歳の大竹しのぶが可愛らしい。
神奈川県の相模川沿いにある土田町の山林で、若い女性の刺殺死体が発見された。その女性はこの町の出身で、1年ほど前から厚木の駅前でスナックを営んでいた坂井ハツ子(松坂慶子)であった。数日後、ハツ子の妹・ヨシ子(大竹しのぶ)と内縁関係の19歳の造船所工員・上田宏が犯人として逮捕される。
そこにやくざの宮内(渡瀬恒彦)がからんで、俄然おもしろくなる。証人喚問を演じた渡瀬恒彦の演技のうまさに舌を巻いた。大竹しのぶの演技も終盤になって凄みを増す。大竹しのぶと渡瀬恒彦がその年の助演賞を多数獲得したのも当然だ。
裁判シーンが多いが、裁判長(佐分利信)、検事(芦田伸介)、弁護人(丹波哲郎)の息詰まる舌戦は見応えがあった。野村芳太郎監督の実力と、新藤兼人の脚本によるものだろう。真実は藪の中だが、ヨシ子がしたたかだったということだろうか。
今日の
最低気温1.4度、最高気温19.8度。曇り。車の中が暑かったのでエアコンを入れたほどだ。
○……11日(金)に日本アカデミー賞授賞式の放送があったのに、うっかりして見逃してしまった。「ドライブ・マイ・カー」が作品賞など9部門で受賞した。結果が分かっては興ざめだけれど、TVerで見ることにしよう。TVerで19日まで放送中。

キネマ旬報ベストテンで日本映画第4位。助演女優賞(大竹しのぶ)、助演男優賞(渡瀬恒彦)も獲得した。日本アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞(大竹しのぶ)、助演男優賞(渡瀬恒彦)など。21歳の大竹しのぶが可愛らしい。
神奈川県の相模川沿いにある土田町の山林で、若い女性の刺殺死体が発見された。その女性はこの町の出身で、1年ほど前から厚木の駅前でスナックを営んでいた坂井ハツ子(松坂慶子)であった。数日後、ハツ子の妹・ヨシ子(大竹しのぶ)と内縁関係の19歳の造船所工員・上田宏が犯人として逮捕される。
そこにやくざの宮内(渡瀬恒彦)がからんで、俄然おもしろくなる。証人喚問を演じた渡瀬恒彦の演技のうまさに舌を巻いた。大竹しのぶの演技も終盤になって凄みを増す。大竹しのぶと渡瀬恒彦がその年の助演賞を多数獲得したのも当然だ。
裁判シーンが多いが、裁判長(佐分利信)、検事(芦田伸介)、弁護人(丹波哲郎)の息詰まる舌戦は見応えがあった。野村芳太郎監督の実力と、新藤兼人の脚本によるものだろう。真実は藪の中だが、ヨシ子がしたたかだったということだろうか。
今日の足跡
最低気温1.4度、最高気温19.8度。曇り。車の中が暑かったのでエアコンを入れたほどだ。
○……11日(金)に日本アカデミー賞授賞式の放送があったのに、うっかりして見逃してしまった。「ドライブ・マイ・カー」が作品賞など9部門で受賞した。結果が分かっては興ざめだけれど、TVerで見ることにしよう。TVerで19日まで放送中。
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