ジョン・カーペンター監督の「スターマン/愛・宇宙はるかに」

ジョン・カーペンター監督の作品を手当たりしだいに見ている。DVDやネットを探して見ているが、これまでにかなりの本数を見ることができた。その中で、この「スターマン/愛・宇宙はるかに」は、ジョン・カーペンター監督としては異色なラブロマンス作品である。1984年製作の映画。

とは言っても、オープニングがローリング・ストーンズの名曲「Satisfaction」が流れたり、姿は亡き夫だが、中身は宇宙人だったりという設定など、随所に監督らしさがある。





宇宙人（ジェフ・ブリッジス）が乗った宇宙船が米軍に撃ち落とされて地球に不時着し、青い光の生命体がジェニー（カレン・アレン）の家に侵入する。宇宙人は今は亡き夫スコットの遺伝子情報をもとに夫そっくりに変身する。その方法とは、家にあったアルバムの写真や、アルバムに挟んであった髪の毛から遺伝子情報をコピーするのだ。宇宙人は、瞬く間に赤ちゃんからどんどん成長し、夫と瓜二つになる。この造形の変化が気持ち悪くもあり、楽しい。

姿は亡き夫だが、中身は宇宙人である。妻ジェニーは最初は戸惑うが、次第に宇宙人（スターマン）が無事に帰還できるように、迎えの宇宙船が来る3日後を目指してアリゾナへ向かうのだ。宇宙人がどんどん学習し、人間らしくなっていくのもおもしろい。宇宙人とのラブストーリーに発展していき、ついには子供を身ごもる。

↓地球に迎えに来た宇宙船


出発前、宇宙人が大きなパチンコ玉のような球体をジェニーに手渡し、「これが何かは生まれてくる子供が知っている」と言う。とても気になる。

宇宙人役のジェフ・ブリッジスがで第57回アカデミー賞主演男優賞およびゴールデングローブ賞映画部門主演男優賞にノミネートされたのも特筆される。

今日の足跡（そくせき）

最低気温4.5度、最高気温10.5度。曇り。



○……高田城三重櫓が依然、赤色にライトアップされている。3月6日にまん延防止等重点措置が解除されたもの、県独自の基準による警報が引き続き出されているためだ。

「人口10万人あたり週10人以上」で、「感染経路不明者が30%以上」という警報の指標は見直す必要があるのじゃないかな。これじゃいつになっても解除されない。

観桜会の期間中も赤色のライトアップを続けるつもりだろうか。火事のようで気持ちが悪い。