21日15時23分=2022年=
村上RADIO特別編「戦争をやめさせるための音楽」
60年代のベトナム戦争の時代、世界中で多くの反戦歌が歌われた。その頃の若者は「音楽で世界が変わる」「戦争を止められる」と信じて反戦歌を聴き、そして歌った。3月18日午後11時から放送した村上春樹さんのDJ番組「村上RADIO」では特別番組を編成して、「戦争をやめさせるための音楽」の特集をやった。ロシアのウクライナ侵攻に対し、知識人を代表する村上さんがどんなメッセージを発信するか、一言も聞き逃すまいと耳を傾けた。
村上春樹さんはレコードコレクターでもある。所有するレコードを中心に11曲を放送した。昔歌った懐かしい曲もあり、素晴らしい選曲だ。当時は英語の歌詞の意味もそれほど理解せず歌っていたのだと思う。村上さんは歌詞を翻訳して紹介してくれたので、今更ながら理解を深めた次第だ。
↓聞き逃した人は3月21日まで、「radiko」で聴くことができる

◇radiko
https://radiko.jp/#!/ts/FMNIIGATA/20220318230000
番組でかけた曲を並べてみた。
①「Never Die Young」ジェームズ・テイラー
②「Last Night I Had the Strangest Dream」ウィーヴァーズ
③「What's Happening Brother」ベティ・ラヴェット
④「WAR(黒い戦争)」ブルース・スプリングスティーン
⑤「Living On The Front Line」エディ・グラント
⑥「Blowin' In The Wind(風に吹かれて)」スティーヴィー・ワンダー
⑦「Cruel War(悲惨な戦争)」ピーター、ポール&メリー
⑧「The Unknown Soldier(名もなき兵士)」ドアーズ
⑨「Imagine(イマジン)」ジャック・ジョンソン
⑩「Love And Mercy」ブライアン・ウィルソン
⑪「Amazing Grace(アメージング・グレース)」ハービー・マン
村上さんはロシアのウクライナ侵攻について、「年寄りが勝手に始めた戦争で、若い人たちが命を落としていく。昔からずっと続いていることですが、本当に悲しむべきことですよね」と話していた。まさにその通りだ。
そして最後に、1968年に暗殺されたキング牧師の演説での言葉を紹介した。「ヒットラーがドイツでおこなった行為は、すべて合法的だった。そのことを決して忘れてはならない」と。
これについて村上さんは、「個人の自由を脅かす可能性を持つ法律のもとでは、個人の自由はまず間違いなく、合法的に奪われていくだろう」と解説していた。ロシアのプーチン大統領は、自分が2030年まで大統領を続投できるように選挙法を改正したり、誤った情報を拡散した者に罰則を科す法律を定めたりした。独裁者は侵略を合法化するため、まず法律を変えることから始めるのだ。
今日の
最低気温0.8度、最高気温9.9度。曇り一時雨。
○……紛争の解決に武力を使ってはいけない。だから、先に手を出したロシアが世界から責められている。だが、アメリカのバイデン大統領は「攻撃が迫っている」と何度も挑発していたし、ウクライナのゼレンスキー大統領も、NATO加盟を匂わせる発言で挑発していた。つまり、ロシアのプーチン大統領を挑発して怒らせてしまった。自動車事故と同じで、片方が100%悪い戦争はない。必ず両者に原因があるはずだ。日本のマスコミはウクライナ側の報道一辺倒で、ずいぶん偏っている。ロシアの報道統制を笑う資格がないと思う。
それにウクライナは「NATOに加盟せず、中立を保つ」という選択肢もあったはずだ。今頃になって「NATO加盟は困難」などと言い出すのはおかしい。ロシアの要求をのんで、早くからNATO加盟をあきらめていれば、多くの兵士や民間人が亡くならずにすんだはずだ。ゼレンスキー大統領は、なんであれほど好戦的なのか不思議で仕方がない。
村上春樹さんはレコードコレクターでもある。所有するレコードを中心に11曲を放送した。昔歌った懐かしい曲もあり、素晴らしい選曲だ。当時は英語の歌詞の意味もそれほど理解せず歌っていたのだと思う。村上さんは歌詞を翻訳して紹介してくれたので、今更ながら理解を深めた次第だ。
↓聞き逃した人は3月21日まで、「radiko」で聴くことができる

◇radiko
https://radiko.jp/#!/ts/FMNIIGATA/20220318230000
番組でかけた曲を並べてみた。
①「Never Die Young」ジェームズ・テイラー
②「Last Night I Had the Strangest Dream」ウィーヴァーズ
③「What's Happening Brother」ベティ・ラヴェット
④「WAR(黒い戦争)」ブルース・スプリングスティーン
⑤「Living On The Front Line」エディ・グラント
⑥「Blowin' In The Wind(風に吹かれて)」スティーヴィー・ワンダー
⑦「Cruel War(悲惨な戦争)」ピーター、ポール&メリー
⑧「The Unknown Soldier(名もなき兵士)」ドアーズ
⑨「Imagine(イマジン)」ジャック・ジョンソン
⑩「Love And Mercy」ブライアン・ウィルソン
⑪「Amazing Grace(アメージング・グレース)」ハービー・マン
村上さんはロシアのウクライナ侵攻について、「年寄りが勝手に始めた戦争で、若い人たちが命を落としていく。昔からずっと続いていることですが、本当に悲しむべきことですよね」と話していた。まさにその通りだ。
そして最後に、1968年に暗殺されたキング牧師の演説での言葉を紹介した。「ヒットラーがドイツでおこなった行為は、すべて合法的だった。そのことを決して忘れてはならない」と。
これについて村上さんは、「個人の自由を脅かす可能性を持つ法律のもとでは、個人の自由はまず間違いなく、合法的に奪われていくだろう」と解説していた。ロシアのプーチン大統領は、自分が2030年まで大統領を続投できるように選挙法を改正したり、誤った情報を拡散した者に罰則を科す法律を定めたりした。独裁者は侵略を合法化するため、まず法律を変えることから始めるのだ。
今日の足跡
最低気温0.8度、最高気温9.9度。曇り一時雨。
○……紛争の解決に武力を使ってはいけない。だから、先に手を出したロシアが世界から責められている。だが、アメリカのバイデン大統領は「攻撃が迫っている」と何度も挑発していたし、ウクライナのゼレンスキー大統領も、NATO加盟を匂わせる発言で挑発していた。つまり、ロシアのプーチン大統領を挑発して怒らせてしまった。自動車事故と同じで、片方が100%悪い戦争はない。必ず両者に原因があるはずだ。日本のマスコミはウクライナ側の報道一辺倒で、ずいぶん偏っている。ロシアの報道統制を笑う資格がないと思う。
それにウクライナは「NATOに加盟せず、中立を保つ」という選択肢もあったはずだ。今頃になって「NATO加盟は困難」などと言い出すのはおかしい。ロシアの要求をのんで、早くからNATO加盟をあきらめていれば、多くの兵士や民間人が亡くならずにすんだはずだ。ゼレンスキー大統領は、なんであれほど好戦的なのか不思議で仕方がない。
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