21日19時37分=2022年=
「桜桃忌」に太宰治を訪ねて
友人から「太宰治の入水場所を知っているか?」と聞かれたものだから、調べて「三鷹駅と井の頭公園の間の玉川上水」と答えたのがきっかけ。高校、大学の頃に太宰に夢中になり、文庫本になっている作品は全部読んだ。2010年には太宰のふるさと津軽を旅行し、昨年は太宰が滞在した富士河口湖町の「天下茶屋」を訪ねた。太宰が多くの作品を描いた三鷹市にも、いつかは出かけたいと思い『太宰治と歩く文学散歩』という本も読んだ。機は熟せり!チャンスはいきなり訪れた。
6月19日は太宰治の誕生日であり、遺体が発見された命日でもある。この日を「桜桃忌」と呼び、俳句の季語にもなっている。毎年、多くの太宰ファンが墓を訪れ、テレビのニュースにもなるほどだ。
太宰の墓は三鷹市の禅林寺にある。電話で聞いたところ、法要などは行わず、午前8時から日没まで墓参ができるという。
↓禅林寺

↓案内看板

友人が「墓に行くなら、東京駅まで迎えに行ってあげるよ。俺のアパートに泊まればいい」というものだから、「これを逃したら絶対に後悔する」と思い、意を決して出かけることにした。墓参だけではなく、三鷹駅周辺の太宰治展示室や太宰治文学サロン、入水場所などを巡ることにした。
↓墓に「太宰治」と彫ってある部分にサクランボが埋め込まれていた

まずは墓参から。禅林寺は三鷹駅から南に1.5kmほど。歩けば20分ほどかかるが、車なら5分ほどだ。寺の駐車場は広く余裕がある。案内看板の通りに墓地に進んだら人だかりがあり、場所はすぐに分かった。立派な墓ではないが、墓を埋め尽くすように花束が置かれ、桜桃忌にちなんだサクランボ(黄桃)や酒類などが供えられていた。仏花を持って新幹線に乗るのはいやだったので、「妙高山」のワンカップを供えてきた。
↓お供えものの数々。フリマみたいだ

年配の人もいたが、若い女性が多いのに驚いた。高校生らしい女の子が墓の横に立って写真を撮っていた。隣に津島家の墓があり、奥さんが入っているという。ヤキモチを焼かないだろうか。
↓行列ができた

墓参を済ませた頃には、10人以上の行列ができていた。「桜桃忌」の日は、一日中、参拝者が途切れないという。さすが太宰治だ。
↓森鴎外の墓

太宰の墓の近くに森鴎外の墓もある。太宰が鴎外を尊敬していたことから、禅林寺に太宰の墓が建てられたという。鴎外の墓にも花が供えられていたが、太宰と比べるべくもない。鴎外がヤキモチを焼かないだろうか。
◇禅林寺:三鷹市下連雀4-18-20
【関連記事】
◇太宰治が滞在した「天下茶屋」へ(2021年10月19日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-5145.html
◇太宰治と宮沢賢治の故郷を訪ねて(2)(2010年11月7日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-1119.html」
◇太宰治と宮沢賢治の故郷を訪ねて(1)(2010年11月6日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-1120.html
今日の
最低気温20.0度、最高気温28.5度。晴れ。今日は夏至。午後7時を過ぎてもまだ明るい。
○……2日間、東京や神奈川にいたので、上越妙高駅に着いてから、ドラッグストアに行って、抗原検査をしてもらった。15分ほどで「陰性」との結果が出た。抗原検査だから絶対に感染していないとはいえないが、ひとまず安心。
友人に東京駅まで迎えにきてもらったし、ほとんどが車の移動か徒歩だから、感染の確率は低い。食事もアクリル板で仕切ってある店でしか食べなかったし、外ではマスクを着用し、こまめに手指のアルコール消毒していた。でも、念には念を入れ。
6月19日は太宰治の誕生日であり、遺体が発見された命日でもある。この日を「桜桃忌」と呼び、俳句の季語にもなっている。毎年、多くの太宰ファンが墓を訪れ、テレビのニュースにもなるほどだ。
太宰の墓は三鷹市の禅林寺にある。電話で聞いたところ、法要などは行わず、午前8時から日没まで墓参ができるという。
↓禅林寺

↓案内看板

友人が「墓に行くなら、東京駅まで迎えに行ってあげるよ。俺のアパートに泊まればいい」というものだから、「これを逃したら絶対に後悔する」と思い、意を決して出かけることにした。墓参だけではなく、三鷹駅周辺の太宰治展示室や太宰治文学サロン、入水場所などを巡ることにした。
↓墓に「太宰治」と彫ってある部分にサクランボが埋め込まれていた

まずは墓参から。禅林寺は三鷹駅から南に1.5kmほど。歩けば20分ほどかかるが、車なら5分ほどだ。寺の駐車場は広く余裕がある。案内看板の通りに墓地に進んだら人だかりがあり、場所はすぐに分かった。立派な墓ではないが、墓を埋め尽くすように花束が置かれ、桜桃忌にちなんだサクランボ(黄桃)や酒類などが供えられていた。仏花を持って新幹線に乗るのはいやだったので、「妙高山」のワンカップを供えてきた。
↓お供えものの数々。フリマみたいだ

年配の人もいたが、若い女性が多いのに驚いた。高校生らしい女の子が墓の横に立って写真を撮っていた。隣に津島家の墓があり、奥さんが入っているという。ヤキモチを焼かないだろうか。
↓行列ができた

墓参を済ませた頃には、10人以上の行列ができていた。「桜桃忌」の日は、一日中、参拝者が途切れないという。さすが太宰治だ。
↓森鴎外の墓

太宰の墓の近くに森鴎外の墓もある。太宰が鴎外を尊敬していたことから、禅林寺に太宰の墓が建てられたという。鴎外の墓にも花が供えられていたが、太宰と比べるべくもない。鴎外がヤキモチを焼かないだろうか。
◇禅林寺:三鷹市下連雀4-18-20
【関連記事】
◇太宰治が滞在した「天下茶屋」へ(2021年10月19日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-5145.html
◇太宰治と宮沢賢治の故郷を訪ねて(2)(2010年11月7日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-1119.html」
◇太宰治と宮沢賢治の故郷を訪ねて(1)(2010年11月6日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-1120.html
今日の足跡
最低気温20.0度、最高気温28.5度。晴れ。今日は夏至。午後7時を過ぎてもまだ明るい。
○……2日間、東京や神奈川にいたので、上越妙高駅に着いてから、ドラッグストアに行って、抗原検査をしてもらった。15分ほどで「陰性」との結果が出た。抗原検査だから絶対に感染していないとはいえないが、ひとまず安心。
友人に東京駅まで迎えにきてもらったし、ほとんどが車の移動か徒歩だから、感染の確率は低い。食事もアクリル板で仕切ってある店でしか食べなかったし、外ではマスクを着用し、こまめに手指のアルコール消毒していた。でも、念には念を入れ。
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