22日21時35分=2022年=
太宰治文学散歩「三鷹」①
太宰治の墓参を終えて、友人から車で三鷹駅まで送ってもらい、以降は1人での文学散歩となった。持参した本『太宰治と歩く文学散歩』(木村綾子著)と、禅林寺で買った『太宰マップ』『三鷹太宰治マップ』を片手に、半日かけて10か所ほどを回ろうという計画だ。

まずは三鷹駅前のCORAL5階にある「太宰治展示室 三鷹の此の小さい家」へ。2020年12月8日に完成したばかりの施設だ。「太宰治と芥川龍卯之助」という企画展をやっていた。太宰と芥川は合うことがなかったが、太宰は芥川の著書が好きで尊敬していたという。展示室では、「トカトントン」「ヴィヨンの妻」の生原稿が展示されていた。生原稿は変色しやすいので複製展示のことが多いが、生原稿を見られてよかった(芥川の『鼻』の原稿は複写だった)。青インクで書かれていた。珍しいものでは、太宰が弘前高校在学中、下宿先で使っていた緑色の電気スタンドが展示されていた。

↓再現された書斎。りんごの木箱を本箱にしていた

「三鷹の此の小さい家」というのは、太宰治の家を資料を基に再現した部屋がある。再現した太宰の書斎(6畳間)だけは写真撮影が可能だ。模型ではあるが、下連雀の6畳間から「走れメロス」「東京八景」などが生み出されたのだ。ギャラリーには、太宰の描いた油絵があった。太宰が絵を描いていたとは知らなかった。ゴッホの絵のようなタッチである。絵の具をぶちまけたような大胆で即興的な肖像画だった。初公開作品を含め、5点ほどが展示されていた。これが企画展の一番の目玉か。
このほか、「太宰治文学サロン」(下連雀3-16-14)という太宰にちなんだ施設がある。三鷹駅から徒歩3分ほど。太宰が贔屓にしていた酒店で、「十二月八日」の舞台となっている「伊勢元酒店」跡の施設。企画展などのほか、太宰グッズ(本、絵葉書や一筆箋、クリアファイルなど)や、太宰にちなんだ菓子類なども売っていた。太宰ファンの女性が記念に買い求めていた。
◇「太宰治文学サロン」公式サイト
https://mitaka-sportsandculture.or.jp/dazai/
今日の
最低気温20.7度、最高気温29.1度。晴れ。

○……三鷹市の玉川上水沿いの「風の散歩道」を歩いていたら、おもしろいデザインマンホールがあった。2020年11月3日に市制施行70周年を迎え、記念事業として設置した。「Poki(ポキ)」は、三鷹の森美術館のオープンを記念して館主である宮崎駿さんがデザインした三鷹のキャラクターだという。

まずは三鷹駅前のCORAL5階にある「太宰治展示室 三鷹の此の小さい家」へ。2020年12月8日に完成したばかりの施設だ。「太宰治と芥川龍卯之助」という企画展をやっていた。太宰と芥川は合うことがなかったが、太宰は芥川の著書が好きで尊敬していたという。展示室では、「トカトントン」「ヴィヨンの妻」の生原稿が展示されていた。生原稿は変色しやすいので複製展示のことが多いが、生原稿を見られてよかった(芥川の『鼻』の原稿は複写だった)。青インクで書かれていた。珍しいものでは、太宰が弘前高校在学中、下宿先で使っていた緑色の電気スタンドが展示されていた。

↓再現された書斎。りんごの木箱を本箱にしていた

「三鷹の此の小さい家」というのは、太宰治の家を資料を基に再現した部屋がある。再現した太宰の書斎(6畳間)だけは写真撮影が可能だ。模型ではあるが、下連雀の6畳間から「走れメロス」「東京八景」などが生み出されたのだ。ギャラリーには、太宰の描いた油絵があった。太宰が絵を描いていたとは知らなかった。ゴッホの絵のようなタッチである。絵の具をぶちまけたような大胆で即興的な肖像画だった。初公開作品を含め、5点ほどが展示されていた。これが企画展の一番の目玉か。
このほか、「太宰治文学サロン」(下連雀3-16-14)という太宰にちなんだ施設がある。三鷹駅から徒歩3分ほど。太宰が贔屓にしていた酒店で、「十二月八日」の舞台となっている「伊勢元酒店」跡の施設。企画展などのほか、太宰グッズ(本、絵葉書や一筆箋、クリアファイルなど)や、太宰にちなんだ菓子類なども売っていた。太宰ファンの女性が記念に買い求めていた。
◇「太宰治文学サロン」公式サイト
https://mitaka-sportsandculture.or.jp/dazai/
今日の足跡
最低気温20.7度、最高気温29.1度。晴れ。

○……三鷹市の玉川上水沿いの「風の散歩道」を歩いていたら、おもしろいデザインマンホールがあった。2020年11月3日に市制施行70周年を迎え、記念事業として設置した。「Poki(ポキ)」は、三鷹の森美術館のオープンを記念して館主である宮崎駿さんがデザインした三鷹のキャラクターだという。
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