28日19時56分=2022年=
高田世界館111映画祭で「独立愚連隊」鑑賞
25日から上越市の高田世界館で国立映画アーカイブの上映が始まった。今年は全国111会場で実施されており、県内では高田世界館のほか、魚沼市(11月)、南魚沼市(9月)の計3か所で実施される。いまでは貴重なフィルム上映であり、料金は1本500円と安い。未見の「独立愚連隊」を見に行った。

今年は「けんかえれじい」(鈴木清順監督・1966年)、「東京流れ者」(鈴木清順監督・1966年)、「独立愚連隊(岡本喜八監督・1959年)」「日本のいちばん長い日」(岡本喜八監督・1967年)の4本。
「けんかえれじい」と「日本のいちばん長い日」は、もう何回も見ているのでパス。今回は当時ヒットした映画「独立愚連隊」を見に行った。「日本のいちばん長い日」と比べると、ずいぶん雰囲気が違う。
イタリアで公開された黒澤明の「用心棒」を見て感銘を受けたセルジオ・レオーネが、西部劇に作り変えたのが「荒野の用心棒」。黒澤の「用心棒」自体が、西部劇の影響が強く、砂塵が舞う決闘場面などはまさに西部劇だった。
「独立愚連隊」は、太平洋戦争末期の北支戦線の山岳地帯を舞台にした「西部劇」であった。冒頭から、馬で荒野を駆け巡る場面だったからね。
「独立愚連隊」とは日本軍の小哨だが、各隊のクズばかり集めて作った警備隊なので、こう呼ばれていた。独立愚連隊に行くには、危険な丘陵地帯を行かねばならない。そこへ従軍記者の腕章を巻き、戦闘帽に中国服姿の大久保という男が馬を走らせていた。まさに西部劇だ。
従軍記者というのは偽りで、大久保は愚連隊小哨長をしていた弟の死因を究明するために、入院中の北京の病院を脱走して来たのだ。
弟は女と心中したとされたが、大久保は弟が心中するとは信じられない。部隊の誰かが仕組んだものだと考えた。
心中した女、梨花の妹が現れ、お守り袋から1枚の紙片を取り出した。弟が中尉の不正を部隊長宛に訴えたものだった。不正がばれるのを恐れて、心中に見せかけたのだ。
日本にもこんな娯楽にあふれた戦争映画があったとは驚きだ。時代劇にはあるが、戦争映画としては珍しい。女性が大勢出てくるのも珍しく、お色気場面もある。
従軍記者を演じた佐藤允がいいね。へらへらした笑いが何ともいえない。それから慰安婦のトミをやった雪村いづみもいい。三船敏郎がちょい役で出ていた。日本版「マッシュ」的な映画だった.
今日の
最低気温20.3度、最高気温26.1度。曇り。

○……妙高市の大洞原で高原トマトを買ってきた。完熟の真っ赤なトマトで、甘み、風味、とろみとも最高。L玉で1kg400円。2kgを買ってきた。平地のトマトはもう終わりだが、高原トマトはこれから最盛期。10月上旬まで販売されている。
個人の直売所で買った方が安い。

今年は「けんかえれじい」(鈴木清順監督・1966年)、「東京流れ者」(鈴木清順監督・1966年)、「独立愚連隊(岡本喜八監督・1959年)」「日本のいちばん長い日」(岡本喜八監督・1967年)の4本。
「けんかえれじい」と「日本のいちばん長い日」は、もう何回も見ているのでパス。今回は当時ヒットした映画「独立愚連隊」を見に行った。「日本のいちばん長い日」と比べると、ずいぶん雰囲気が違う。
イタリアで公開された黒澤明の「用心棒」を見て感銘を受けたセルジオ・レオーネが、西部劇に作り変えたのが「荒野の用心棒」。黒澤の「用心棒」自体が、西部劇の影響が強く、砂塵が舞う決闘場面などはまさに西部劇だった。
「独立愚連隊」は、太平洋戦争末期の北支戦線の山岳地帯を舞台にした「西部劇」であった。冒頭から、馬で荒野を駆け巡る場面だったからね。
「独立愚連隊」とは日本軍の小哨だが、各隊のクズばかり集めて作った警備隊なので、こう呼ばれていた。独立愚連隊に行くには、危険な丘陵地帯を行かねばならない。そこへ従軍記者の腕章を巻き、戦闘帽に中国服姿の大久保という男が馬を走らせていた。まさに西部劇だ。
従軍記者というのは偽りで、大久保は愚連隊小哨長をしていた弟の死因を究明するために、入院中の北京の病院を脱走して来たのだ。
弟は女と心中したとされたが、大久保は弟が心中するとは信じられない。部隊の誰かが仕組んだものだと考えた。
心中した女、梨花の妹が現れ、お守り袋から1枚の紙片を取り出した。弟が中尉の不正を部隊長宛に訴えたものだった。不正がばれるのを恐れて、心中に見せかけたのだ。
日本にもこんな娯楽にあふれた戦争映画があったとは驚きだ。時代劇にはあるが、戦争映画としては珍しい。女性が大勢出てくるのも珍しく、お色気場面もある。
従軍記者を演じた佐藤允がいいね。へらへらした笑いが何ともいえない。それから慰安婦のトミをやった雪村いづみもいい。三船敏郎がちょい役で出ていた。日本版「マッシュ」的な映画だった.
今日の足跡
最低気温20.3度、最高気温26.1度。曇り。

○……妙高市の大洞原で高原トマトを買ってきた。完熟の真っ赤なトマトで、甘み、風味、とろみとも最高。L玉で1kg400円。2kgを買ってきた。平地のトマトはもう終わりだが、高原トマトはこれから最盛期。10月上旬まで販売されている。
個人の直売所で買った方が安い。
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