03日17時16分=2022年=
ウイグルの写真展 人々の素朴な生活写す
上越市の小川未明文学館で開かれている土肥正浩さんの写真展「維吾爾(ウイグル)旅行記」を見に行ってきた。土肥さんから案内はがきをもらったし、土肥さんの写真の先生である橋本浩市さんとも古いつきあいだ。土肥さんから話を聞きながら、素晴らしい写真の数々を見せてもらった。写真展は明日4日まで。

新疆ウイグル自治区は昨年、中国政府から深刻な人権侵害を受けていると世界の国々から指摘され、共同声明が発表された。土肥さんは15年前から3回にわたってウイグルを訪れたが、人権侵害が指摘される前だという。写真に写っている人々のくったくのない笑顔や表情を見ると、今はどうなっているかと心が痛む。
↓職人街


写真はすべてモノクロ写真で計160枚。すべてフィルムで撮って、自分で現像・引き伸ばしをしたものだ。どれも素晴らしい階調で、今ではできる人は少ないだろう。先生である橋本浩市さんや大久保一男さん(故人)の写真も賛助出品されていた。
土肥さんは開口一番「もっと早く写真展を開きたかったんですがね」と言ったが、ウイグル族の人権侵害が問題になった今、いいタイミングだったのではないだろうか。4回目の撮影旅行も計画していたが、既に危険な場所になり、文化遺産も壊されつつあったという。
↓路上の床屋

ウイグルに行くには北京からウルムチ、カシュガル経由で、ぐるっと西回りをして、丸一日かかるという。1回の撮影旅行で6日ほどいたが、そのうち2日が移動にかかったという。

↓ウイグルの人々のくったくのない表情

↓子どもたち

人々の笑顔やくったくのない表情が素晴らしい。日本では親や学校の許可を得ないと子供の写真を撮るのも難しくなったが、ウイグルの人々はカメラを向けてもいやな顔をしないという。「撮ってくれ」と寄ってくるという。
ウイグルの女性は顔立ちが良く、美人ぞろい。土肥さんの説明によると、清王朝の最盛期だった乾隆帝(十全老人)の妃、「香妃」はウイグルのウルムチから嫁いできたという。体からとても良い香りがする美人だったらしい。ウイグルは美人の産地ということらしい。
女性の写真を見ると、眉と眉がつながっている人がいる。眉間に黒点を書いている女性もいる。インドの「ビンディ」(邪視よけ)のようなものか。
↓撮影機材

カメラはずっしり重いニコンのF5を2台、首からぶら下げて撮影したという。ボディのみでも1.2kgある代物だ。レンズは28mm-70mmの1本だけ。望遠は使わず、被写体に寄って撮っている。フィルムはトライXのISO400。長尺を買ってパトローネに詰め替えて使ったという。
↓ウイグルの民族衣装

写真は街並みや家畜市場、職人街、田園地帯など、テーマ別に展示されていた。160枚の写真は見応えがあった。カラフルな民族衣装も展示されていた。
今日の
最低気温21.2度、最高気温27.9度。曇り。
○……県内のコロナ感染者は8月下旬に3000人前後いたが、最近は2000人前後に。今日も2022人だという。まだまだ収束に向かう気配はないが、経済が立ち行かなくなってはこまる。
○……上越市で「お蕎麦慶」「ロケット食堂」などを経営していた会社が破綻した。「お蕎麦慶」では天ぷらの食べ放題、ロケット食堂ではステーキの食べ放題など、挑戦的な経営をしていたが、コロナ禍には勝てなかった。
2020年3月に「お蕎麦慶」の555円大サービスに行って、そばや天ぷらを腹いっぱい食べた。天ぷらのバイキングは中止し、個別に皿で提供していた。この頃から、経営は厳しかったのだろう。

新疆ウイグル自治区は昨年、中国政府から深刻な人権侵害を受けていると世界の国々から指摘され、共同声明が発表された。土肥さんは15年前から3回にわたってウイグルを訪れたが、人権侵害が指摘される前だという。写真に写っている人々のくったくのない笑顔や表情を見ると、今はどうなっているかと心が痛む。
↓職人街


写真はすべてモノクロ写真で計160枚。すべてフィルムで撮って、自分で現像・引き伸ばしをしたものだ。どれも素晴らしい階調で、今ではできる人は少ないだろう。先生である橋本浩市さんや大久保一男さん(故人)の写真も賛助出品されていた。
土肥さんは開口一番「もっと早く写真展を開きたかったんですがね」と言ったが、ウイグル族の人権侵害が問題になった今、いいタイミングだったのではないだろうか。4回目の撮影旅行も計画していたが、既に危険な場所になり、文化遺産も壊されつつあったという。
↓路上の床屋

ウイグルに行くには北京からウルムチ、カシュガル経由で、ぐるっと西回りをして、丸一日かかるという。1回の撮影旅行で6日ほどいたが、そのうち2日が移動にかかったという。

↓ウイグルの人々のくったくのない表情

↓子どもたち

人々の笑顔やくったくのない表情が素晴らしい。日本では親や学校の許可を得ないと子供の写真を撮るのも難しくなったが、ウイグルの人々はカメラを向けてもいやな顔をしないという。「撮ってくれ」と寄ってくるという。
ウイグルの女性は顔立ちが良く、美人ぞろい。土肥さんの説明によると、清王朝の最盛期だった乾隆帝(十全老人)の妃、「香妃」はウイグルのウルムチから嫁いできたという。体からとても良い香りがする美人だったらしい。ウイグルは美人の産地ということらしい。
女性の写真を見ると、眉と眉がつながっている人がいる。眉間に黒点を書いている女性もいる。インドの「ビンディ」(邪視よけ)のようなものか。
↓撮影機材

カメラはずっしり重いニコンのF5を2台、首からぶら下げて撮影したという。ボディのみでも1.2kgある代物だ。レンズは28mm-70mmの1本だけ。望遠は使わず、被写体に寄って撮っている。フィルムはトライXのISO400。長尺を買ってパトローネに詰め替えて使ったという。
↓ウイグルの民族衣装

写真は街並みや家畜市場、職人街、田園地帯など、テーマ別に展示されていた。160枚の写真は見応えがあった。カラフルな民族衣装も展示されていた。
今日の足跡
最低気温21.2度、最高気温27.9度。曇り。
○……県内のコロナ感染者は8月下旬に3000人前後いたが、最近は2000人前後に。今日も2022人だという。まだまだ収束に向かう気配はないが、経済が立ち行かなくなってはこまる。
○……上越市で「お蕎麦慶」「ロケット食堂」などを経営していた会社が破綻した。「お蕎麦慶」では天ぷらの食べ放題、ロケット食堂ではステーキの食べ放題など、挑戦的な経営をしていたが、コロナ禍には勝てなかった。
2020年3月に「お蕎麦慶」の555円大サービスに行って、そばや天ぷらを腹いっぱい食べた。天ぷらのバイキングは中止し、個別に皿で提供していた。この頃から、経営は厳しかったのだろう。
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