16日21時47分=2022年=
大谷の活躍で注目されたベーブ・ルースを描いた映画「夢を生きた男 ザ・ベーブ」
見たかった映画の一本。アメリカ野球界の伝説的ヒーロー、ベーブ・ルースの生涯を描いた映画「夢を生きた男 ザ・ベーブ」である。先日、NHKのBSで放送された。1992年のアメリカ映画である。
エンゼルスの大谷翔平が1918年のベーブ・ルース以来史上2人目、104年ぶりに二刀流による「2桁勝利&2桁本塁打」の大偉業を達成した。大谷の活躍で1世紀も前の選手が注目された。映画のテレビ放映も、大谷の活躍で実現したものだと思う。
注目していたのは、ベーブの二刀流。レッドソックス時代、投手として豪速球を投げ、三振を次々と奪う場面があった。その後、ベーブが打者に専念したのは、人気があったためで、打者の方が毎試合出られるからだ。
↓少年院でのベーブ

ベーブ・ルースのことは、子供の頃、少年雑誌に掲載されていた「約束のホームラン」「予告ホームラン」というエピソードは読んで知っていた。シャンパンを1箱飲んで酔っ払って球場に入り、ホームランを打った話は少年雑誌に載っていなかったけれど。
ルースは手がつけられない腕白坊主で、7歳の時に親元から離れてボルチモアの聖メアリー工業少年院に入る。そこでマサイアス神父に野球を教えられる。神父は12年間、野球を教える。1914年、19歳となったルースは身長180センチ、体重72キロとなり、マイナー・リーグのボルチモア・オリオールズに請われて入団する。初戦でいきなり特大のホームランを放つ。その後もホームランを量産する。ボストン・レッドソックスに移籍後、朝までシャンパンを1箱も飲んでベロベロになって試合に出た。げっぷをした後、場外ホームランを打つ。結果がすべてなのがアメリカなのだ。
↓豪快なバッティング

あだ名のベーブというのは「赤ん坊」という意味。豪快なホームランを打ち、子供好きなことから付けられた。
↓ベーブのプロポーズ。なんと美しい女優だろう

ベーブは粗野で下品。レストランでげっぷをして、周囲から睨まれる。そこで出会ったウェイトレスのヘレンに猛烈なアタックの末、結婚した。動物好きで農場や馬など、ヘレンの望むものは何でもプレゼントして彼女を喜ばせた。
↓ベーブ・ルースの投球場面

映画では投手としてのベーブも出てくる。1916年、ボストン対タイガース戦。剛速球に打者は手も足も出ない。「ピッチャーとして使うのは惜しい。打撃に専念しろ。そしたら毎日出られる」と言われる。だが、1918年には、外野も守って打つ「二刀流」に転向。
この年、20試合に投げて、13勝7敗、防御率2.22をマーク。また、11本塁打を放ち、初の本塁打王に輝いた。この大記録、「同一シーズンでの二けた勝利二けた本塁打」を大谷は約100年ぶりに達成したのだ。
ベーブはヤンキースに移籍し、選手としてのピークを迎える。だが、ヘレンはニューヨークの都会を嫌い、別居生活となった。
ベーブは、監督になりたいという自分の夢に熱心に耳を傾けてくれるクレアと意気投合し、彼女と過ごす時間が増えていく。
↓病気の少年とホームラン2本打つことを約束

ニューヨークでは、重病の少年ジョニーと2本のホームランを打つ約束し、次の試合で見事約束を果たした有名なエピソードや、指でスタンドを指差す予告ホームランも打った。
↓最後のホームラン

ベーブは毎晩友達を呼んで酒浸りのどんちゃん騒ぎ。体重が増えてスランプに陥る。彼が自己管理ができなかったことが、念願だった監督になれなかった理由だ。オーナーとぶつかり、ボストン・ブレーブスに移ったベーブは、1935年、吐血しながらも最後の力をふり絞って1試合に3本のホームランを放つ。
↓少年との再開

ベーブはグランドを去る決意をし、グラウンドから引き上げるベーブに一人の青年が駆け寄った。それはあの日、ベーブが約束のホームランをプレゼントした少年の成長した姿だった。
なお、ベーブ・ルースは通算本塁打714本、ホームラン王は実に12回。全盛期の打球は、投手の股間をくぐり抜けて、バックスクリーンに飛びこんだという逸話もある。また、空高く舞い上がった内野フライの間に遅い足でダイヤモンドを1周し、初のランニングホームランも記録している。大谷と比較するには時代が違いすぎるが、やはりすごい選手なのだ。
今日の
最低気温20.2度、最高気温31.5度。晴れ。

○……台風14号が18日(日)にも、九州に上陸しそうだ。3連休に影響が出るが、新潟県は月曜の夜すぎになりそうだ。出かけるなら土、日曜かな。
○……オリンピックのスポンサーを巡る汚職事件にはあきれるばかりだ。でも、人間というものは、その立場にあれば、簡単に賄賂に応じてしまうものだと思う。賄賂をもらえる立場にない大衆は、それに強い怒りを感じるのだ。いわばジェラシー。
山本夏彦氏は、「賄賂で国はつぶれないが、正義で国はつぶれる」(うろ覚えで申し訳ない)と何かに書いていたが、それも一つの見方だ。
エンゼルスの大谷翔平が1918年のベーブ・ルース以来史上2人目、104年ぶりに二刀流による「2桁勝利&2桁本塁打」の大偉業を達成した。大谷の活躍で1世紀も前の選手が注目された。映画のテレビ放映も、大谷の活躍で実現したものだと思う。
注目していたのは、ベーブの二刀流。レッドソックス時代、投手として豪速球を投げ、三振を次々と奪う場面があった。その後、ベーブが打者に専念したのは、人気があったためで、打者の方が毎試合出られるからだ。
↓少年院でのベーブ

ベーブ・ルースのことは、子供の頃、少年雑誌に掲載されていた「約束のホームラン」「予告ホームラン」というエピソードは読んで知っていた。シャンパンを1箱飲んで酔っ払って球場に入り、ホームランを打った話は少年雑誌に載っていなかったけれど。
ルースは手がつけられない腕白坊主で、7歳の時に親元から離れてボルチモアの聖メアリー工業少年院に入る。そこでマサイアス神父に野球を教えられる。神父は12年間、野球を教える。1914年、19歳となったルースは身長180センチ、体重72キロとなり、マイナー・リーグのボルチモア・オリオールズに請われて入団する。初戦でいきなり特大のホームランを放つ。その後もホームランを量産する。ボストン・レッドソックスに移籍後、朝までシャンパンを1箱も飲んでベロベロになって試合に出た。げっぷをした後、場外ホームランを打つ。結果がすべてなのがアメリカなのだ。
↓豪快なバッティング

あだ名のベーブというのは「赤ん坊」という意味。豪快なホームランを打ち、子供好きなことから付けられた。
↓ベーブのプロポーズ。なんと美しい女優だろう

ベーブは粗野で下品。レストランでげっぷをして、周囲から睨まれる。そこで出会ったウェイトレスのヘレンに猛烈なアタックの末、結婚した。動物好きで農場や馬など、ヘレンの望むものは何でもプレゼントして彼女を喜ばせた。
↓ベーブ・ルースの投球場面

映画では投手としてのベーブも出てくる。1916年、ボストン対タイガース戦。剛速球に打者は手も足も出ない。「ピッチャーとして使うのは惜しい。打撃に専念しろ。そしたら毎日出られる」と言われる。だが、1918年には、外野も守って打つ「二刀流」に転向。
この年、20試合に投げて、13勝7敗、防御率2.22をマーク。また、11本塁打を放ち、初の本塁打王に輝いた。この大記録、「同一シーズンでの二けた勝利二けた本塁打」を大谷は約100年ぶりに達成したのだ。
ベーブはヤンキースに移籍し、選手としてのピークを迎える。だが、ヘレンはニューヨークの都会を嫌い、別居生活となった。
ベーブは、監督になりたいという自分の夢に熱心に耳を傾けてくれるクレアと意気投合し、彼女と過ごす時間が増えていく。
↓病気の少年とホームラン2本打つことを約束

ニューヨークでは、重病の少年ジョニーと2本のホームランを打つ約束し、次の試合で見事約束を果たした有名なエピソードや、指でスタンドを指差す予告ホームランも打った。
↓最後のホームラン

ベーブは毎晩友達を呼んで酒浸りのどんちゃん騒ぎ。体重が増えてスランプに陥る。彼が自己管理ができなかったことが、念願だった監督になれなかった理由だ。オーナーとぶつかり、ボストン・ブレーブスに移ったベーブは、1935年、吐血しながらも最後の力をふり絞って1試合に3本のホームランを放つ。
↓少年との再開

ベーブはグランドを去る決意をし、グラウンドから引き上げるベーブに一人の青年が駆け寄った。それはあの日、ベーブが約束のホームランをプレゼントした少年の成長した姿だった。
なお、ベーブ・ルースは通算本塁打714本、ホームラン王は実に12回。全盛期の打球は、投手の股間をくぐり抜けて、バックスクリーンに飛びこんだという逸話もある。また、空高く舞い上がった内野フライの間に遅い足でダイヤモンドを1周し、初のランニングホームランも記録している。大谷と比較するには時代が違いすぎるが、やはりすごい選手なのだ。
今日の足跡
最低気温20.2度、最高気温31.5度。晴れ。

○……台風14号が18日(日)にも、九州に上陸しそうだ。3連休に影響が出るが、新潟県は月曜の夜すぎになりそうだ。出かけるなら土、日曜かな。
○……オリンピックのスポンサーを巡る汚職事件にはあきれるばかりだ。でも、人間というものは、その立場にあれば、簡単に賄賂に応じてしまうものだと思う。賄賂をもらえる立場にない大衆は、それに強い怒りを感じるのだ。いわばジェラシー。
山本夏彦氏は、「賄賂で国はつぶれないが、正義で国はつぶれる」(うろ覚えで申し訳ない)と何かに書いていたが、それも一つの見方だ。
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