05日22時50分=2022年=
秋の夜に弦楽四重奏
今日、午後7時から妙高市文化ホールのホワイエで、今年最後(5回目)のワンコインコンサートが開かれた。秋の夜にふさわしく、アンサンブル・オビリーによる弦楽四重奏で締めくくった。

平日の夜にコンサートを開いたのは、妙高市のすべての年長さん(5歳児)に、弦楽四重奏を聴いてもらおうという企画が並行して進められていた。今日と明日の2日間予定されているそうだ。園児はどんな反応をしたのか、気になるところだ。
前半は「ロマン派の名曲」と名付けて小品を並べた。といっても、バッハやベートーベン、モーツァルトはロマン派ではないけれど。
【前半】
1.G線上のアリア/バッハ
2.ピアノソナタ第8番 作品13「悲愴」より第2楽章/ベートーベン
3.歌の翼に/メンデルスゾーン
4.セレナーデ/シューベルト
5.ディベルティメント 作品136/モーツァルト
【後半】
6.弦楽四重奏曲 第1番 作品41.1/シューマン
アンコール:トロイメライ/シューマン
↓会場のホワイエ(休憩時)

ベートーベンの美しい旋律の「悲愴」だけれど、これまでは「悲壮」だと勘違いしていた。悲愴は「悲しく痛ましい気持ち」、悲壮は「悲惨な情況にありながら、ひるまず、りりしいこと」だという。全然違うな。
前半最後の「ディベルティメント」は全3楽章で、モーツァルトが16歳のときにイタリア旅行に行って、イタリアの明るい雰囲気に触れて書いた曲だという。軽快で華やかな曲である。
後半に入る前、チェロの片野さんがシューマンについて解説した。1810年、ドイツの東側に生まれた。シューマンの功績として、音楽評論をあげた。今では珍しくないが、当時は音楽評論を通じていろいろな作曲家の存在を広めたという。シューマンはもともとピアニストで、指を強くしようと自作の器具を付けて指を痛めてピアノが弾けなくなった。指用の大リーグ養成ギプスのようなものだろうか。
シューマンはピアノの先生の娘クララを好きになって、大恋愛をする。クララは父が小さい頃から英才教育をして育てただけに父は猛反対。最終的には2人の結婚は1840年、シューマン30歳、クララ23歳のときに認められる。シューマンは弦楽四重奏曲を3曲残しているが、今回演奏したのが作品41-1。シューマンは46歳のとき、ライン川に身を投げて自殺するが、41-1はクララと結婚して2年目に書かれた。なので曲全体は「幸せに満ちた曲」だと片野さんは説明した。しかし、第1楽章のアレグロ以外は寂しい感じだった。クララが演奏旅行出かけることが多く、会えない寂しさが出ているのかもしれない。
作品41-1は最後に持ってくるだけあって、完成度が高く素晴らしかった。4人ともマスクをしていて激しい演奏は苦しかったと思う。
そのシューマンが活躍していた1830~1840年頃、当時パリにいたショパンの手紙が残っていて、「パリはコレラという感染症と、ロシアがポーランドに攻めてきて、演奏会がまったくできない」と書いてあったと紹介された。歴史は繰り返すか……。
今日の
最低気温12.1度、最高気温19.3度。曇り一時雨。最高気温が20度を下回ると、さすがに寒い。

○……富山県とその近県限定のカルビー「堅あげポテト 白えび味」。食べるのはこれで2度目だが、白えびの香りがしてとてもおいしい。楽天で売っているけど、12袋入りで送料含めて2454円。

平日の夜にコンサートを開いたのは、妙高市のすべての年長さん(5歳児)に、弦楽四重奏を聴いてもらおうという企画が並行して進められていた。今日と明日の2日間予定されているそうだ。園児はどんな反応をしたのか、気になるところだ。
前半は「ロマン派の名曲」と名付けて小品を並べた。といっても、バッハやベートーベン、モーツァルトはロマン派ではないけれど。
【前半】
1.G線上のアリア/バッハ
2.ピアノソナタ第8番 作品13「悲愴」より第2楽章/ベートーベン
3.歌の翼に/メンデルスゾーン
4.セレナーデ/シューベルト
5.ディベルティメント 作品136/モーツァルト
【後半】
6.弦楽四重奏曲 第1番 作品41.1/シューマン
アンコール:トロイメライ/シューマン
↓会場のホワイエ(休憩時)

ベートーベンの美しい旋律の「悲愴」だけれど、これまでは「悲壮」だと勘違いしていた。悲愴は「悲しく痛ましい気持ち」、悲壮は「悲惨な情況にありながら、ひるまず、りりしいこと」だという。全然違うな。
前半最後の「ディベルティメント」は全3楽章で、モーツァルトが16歳のときにイタリア旅行に行って、イタリアの明るい雰囲気に触れて書いた曲だという。軽快で華やかな曲である。
後半に入る前、チェロの片野さんがシューマンについて解説した。1810年、ドイツの東側に生まれた。シューマンの功績として、音楽評論をあげた。今では珍しくないが、当時は音楽評論を通じていろいろな作曲家の存在を広めたという。シューマンはもともとピアニストで、指を強くしようと自作の器具を付けて指を痛めてピアノが弾けなくなった。指用の大リーグ養成ギプスのようなものだろうか。
シューマンはピアノの先生の娘クララを好きになって、大恋愛をする。クララは父が小さい頃から英才教育をして育てただけに父は猛反対。最終的には2人の結婚は1840年、シューマン30歳、クララ23歳のときに認められる。シューマンは弦楽四重奏曲を3曲残しているが、今回演奏したのが作品41-1。シューマンは46歳のとき、ライン川に身を投げて自殺するが、41-1はクララと結婚して2年目に書かれた。なので曲全体は「幸せに満ちた曲」だと片野さんは説明した。しかし、第1楽章のアレグロ以外は寂しい感じだった。クララが演奏旅行出かけることが多く、会えない寂しさが出ているのかもしれない。
作品41-1は最後に持ってくるだけあって、完成度が高く素晴らしかった。4人ともマスクをしていて激しい演奏は苦しかったと思う。
そのシューマンが活躍していた1830~1840年頃、当時パリにいたショパンの手紙が残っていて、「パリはコレラという感染症と、ロシアがポーランドに攻めてきて、演奏会がまったくできない」と書いてあったと紹介された。歴史は繰り返すか……。
今日の足跡
最低気温12.1度、最高気温19.3度。曇り一時雨。最高気温が20度を下回ると、さすがに寒い。

○……富山県とその近県限定のカルビー「堅あげポテト 白えび味」。食べるのはこれで2度目だが、白えびの香りがしてとてもおいしい。楽天で売っているけど、12袋入りで送料含めて2454円。
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