08日18時58分=2023年=
正月に見た感動作「フォレスト・ガンプ/一期一会」
元旦にNHKBSで放送した映画の一本で、まだ見ていなかった。日本公開は1995年で、配給収入38億円のヒットとなった。第67回アカデミー賞作品賞と、第52回ゴールデングローブ賞のドラマ部門作品賞を受賞した。タイトルの「フォレスト・ガンプ」は主人公の名前。「ガンプ」(gump) はアラバマ州の方言で、「うすのろ」「間抜け」「愚か者」を意味するという。

タイトル通り、フォレストはIQが普通の人より低く、うすらぼんやりしている。そんな人を上越地方の方言でが「テンポセン」と言った。天保銭は80文で、100文に少し足りないので「足りない人」を指す。そんな人物を演技でやるのだから、トムハンクスの演技は素晴らしかった。
フォレストのIQは低いが、心は純真で、母への愛情と、幼なじみのジェニーへの一途な愛を貫く。子供の頃は歩くのに補助器具が必要だったが、悪ガキの運転する自動車に追いかけられているうちに走れるようになった。その俊足を見たアメフトのコーチに認められ、アラバマ大学に入学し、フットボールチームで大活躍。ホワイトハウスでケネディ大統領とも面会する(その後、ジョンレノンやニクソン大統領とも面会する)。
ベトナム戦争では陸軍に入隊。フォレストは尻に銃弾を受けながらも、負傷した戦友たちやダン中尉を助け出す。だが、エビ漁の船を持つことを夢見ていた親友のバッバは助け出すも死亡してしまう。
↓卓球で才能を開花

フォレストは療養中の暇つぶしで始めた卓球で才能を発揮し、世界大会に出場する。この卓球シーンは本人の演技とCGを組み合わせたもので、目にも止まらぬ早業。本当にやっているかと思い、びっくりした。
↓アップル株で大儲け

その後もベトナム戦争での勇敢な行為で勲章を贈られるなど、やることなすことが良い方向に進み、卓球で得た資金で船を買い、バッバの夢だったエビ漁を始める……。船を15隻まで増やしてエビ漁で大儲けし、バッバの遺族に儲けの半分を渡す。一緒に事業をしたダン中尉が買ったアップル社への投資で、一生金に困らない富豪となったのだ。調べてみたら、アップル社は1980年に上場した際、1株は日本円で2268円で売り出した。現在は約2万円だから、株価は9倍になっている(私はアップルファンなので、記念に1株だけ持っている)。
↓フォレストに命を救われたダン中尉

蛇足だが、ダン中尉は戦争で両足を膝下で切断した。どうやって撮影したか不思議だったが、CGで消したのだという。
映画はジェニーに会うためにバス停のベンチに座るフォレストが、バスを待つ人々に話しかけながら過去を回想するというかたちで進行する。バス停で待つ人々は、フォレストの奇跡的な成功譚を面白がりながらも、作り話だと思って聞いている。だが、それは本当だったのだ。
↓フォレストに謝罪するジェニー

↓分かれる前の1回だけの関係で子供ができたのだ

フォレストはその純真さを発揮し、人々の協力を得、数々の経済的成功と同時に、周囲に幸せをもたらせていく。見終わった後の清々しさは格別で、最後は愛するジェニーの死で少し悲しかったが、二人の間にできた男の子は立派に成長した。
ママの台詞として登場する「人生は箱入りのチョコレート。食べるまで中身は分からない」は名台詞だった。ほかに、ママが死ぬ時にガンプを呼んで「死を恐れないで、死も人生の一部よ。運命は決まってるの。お前のママになったのも運命だった」という。ほかにママは「人生は自分で変えられる。神の贈り物に努力を足すの」などの名言を残した。名画には名言あり。
今日の
最低気温1.9度、最高気温4.8度。曇りときどき雨。
○……本日、午後6時からBSNで放送した「世界遺産」は面白かった。特別編ということで、白川郷と五箇山集落を放送した。3mの豪雪になる冬から錦繍に染まる秋までの美しい四季を、ドローンを使った撮影で紹介した。合掌造りの屋根は自然落下だが、てっぺんの部分は雪がたまるので、雪下ろしが必要だ。落ちたら下は雪を溶かす池になっているので、命がけだ。
両方とも行ったことがあるが、年に6日だけライトアップする冬景色は見たことがない。行ってみたい場所の一つだ。

タイトル通り、フォレストはIQが普通の人より低く、うすらぼんやりしている。そんな人を上越地方の方言でが「テンポセン」と言った。天保銭は80文で、100文に少し足りないので「足りない人」を指す。そんな人物を演技でやるのだから、トムハンクスの演技は素晴らしかった。
フォレストのIQは低いが、心は純真で、母への愛情と、幼なじみのジェニーへの一途な愛を貫く。子供の頃は歩くのに補助器具が必要だったが、悪ガキの運転する自動車に追いかけられているうちに走れるようになった。その俊足を見たアメフトのコーチに認められ、アラバマ大学に入学し、フットボールチームで大活躍。ホワイトハウスでケネディ大統領とも面会する(その後、ジョンレノンやニクソン大統領とも面会する)。
ベトナム戦争では陸軍に入隊。フォレストは尻に銃弾を受けながらも、負傷した戦友たちやダン中尉を助け出す。だが、エビ漁の船を持つことを夢見ていた親友のバッバは助け出すも死亡してしまう。
↓卓球で才能を開花

フォレストは療養中の暇つぶしで始めた卓球で才能を発揮し、世界大会に出場する。この卓球シーンは本人の演技とCGを組み合わせたもので、目にも止まらぬ早業。本当にやっているかと思い、びっくりした。
↓アップル株で大儲け

その後もベトナム戦争での勇敢な行為で勲章を贈られるなど、やることなすことが良い方向に進み、卓球で得た資金で船を買い、バッバの夢だったエビ漁を始める……。船を15隻まで増やしてエビ漁で大儲けし、バッバの遺族に儲けの半分を渡す。一緒に事業をしたダン中尉が買ったアップル社への投資で、一生金に困らない富豪となったのだ。調べてみたら、アップル社は1980年に上場した際、1株は日本円で2268円で売り出した。現在は約2万円だから、株価は9倍になっている(私はアップルファンなので、記念に1株だけ持っている)。
↓フォレストに命を救われたダン中尉

蛇足だが、ダン中尉は戦争で両足を膝下で切断した。どうやって撮影したか不思議だったが、CGで消したのだという。
映画はジェニーに会うためにバス停のベンチに座るフォレストが、バスを待つ人々に話しかけながら過去を回想するというかたちで進行する。バス停で待つ人々は、フォレストの奇跡的な成功譚を面白がりながらも、作り話だと思って聞いている。だが、それは本当だったのだ。
↓フォレストに謝罪するジェニー

↓分かれる前の1回だけの関係で子供ができたのだ

フォレストはその純真さを発揮し、人々の協力を得、数々の経済的成功と同時に、周囲に幸せをもたらせていく。見終わった後の清々しさは格別で、最後は愛するジェニーの死で少し悲しかったが、二人の間にできた男の子は立派に成長した。
ママの台詞として登場する「人生は箱入りのチョコレート。食べるまで中身は分からない」は名台詞だった。ほかに、ママが死ぬ時にガンプを呼んで「死を恐れないで、死も人生の一部よ。運命は決まってるの。お前のママになったのも運命だった」という。ほかにママは「人生は自分で変えられる。神の贈り物に努力を足すの」などの名言を残した。名画には名言あり。
今日の足跡
最低気温1.9度、最高気温4.8度。曇りときどき雨。
○……本日、午後6時からBSNで放送した「世界遺産」は面白かった。特別編ということで、白川郷と五箇山集落を放送した。3mの豪雪になる冬から錦繍に染まる秋までの美しい四季を、ドローンを使った撮影で紹介した。合掌造りの屋根は自然落下だが、てっぺんの部分は雪がたまるので、雪下ろしが必要だ。落ちたら下は雪を溶かす池になっているので、命がけだ。
両方とも行ったことがあるが、年に6日だけライトアップする冬景色は見たことがない。行ってみたい場所の一つだ。
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