17日22時18分=2023年=
松之山の小正月行事「むこ投げ」
十日町の「ちんころ市」でちんころを買った後、車は松之山地区へ。松之山温泉の小正月行事「むこ投げ」と「すみ塗り」を初めて見た。一連の行事はむこ投げから始まる。
前年に結婚した初婿を薬師堂の高さ5mほどある境内から雪の斜面へ投げ落とす荒っぽい行事だ。由来は、略奪結婚の名残であるとも、ムラの娘をとられた腹いせが形を変え残ったものとも言われている。
今年は入籍したばかりの新婚夫婦3組が参加した。今朝の新潟日報紙の記事によると、志賀義明さん(29)、春香さん(29)は地元十日町市のカップル。ほかに魚沼市の田口諒さん(24)、聖子さん(24)、県外ではさいたま市の佐藤亜武さん(27)、彩希さん(26)の計3組だ。このうち、春香さんと聖子さんは松之山出身の姉妹だと、会場のアナウンスで紹介があった。
テレビでニュースを見ると、婿投げを見るには、それなりに大変だ。宿泊者以外は温泉街入り口しか駐車場がないので、湯本まで温泉街を縦断しなければならない。距離は1kmほどだ。それよりも天気予報通り、小雨が降り始めたのが気になる。むしろ雪の方が情緒があって良かったのに。
↓参加夫婦3組が待機

↓三人衆が担がれて出発

↓急坂をかつがれて上る婿さん
↓下で待ち構えるカメラマン

出発地点は足湯がある湯本処「地炉」。湯本の向かい側の建物だ。そこには3組の夫婦を中心に関係者が集まり、酒を飲んだり食べたりしながら、待機していた。そして出発は午後2時。花婿を騎馬戦のようにして担ぎ、薬師堂までの急坂を上る。3人が担いでいるが、相当きつそうで、何回か休みながら上っていく。その後を、観光客らがぞろぞろ付いていく。報道陣やアマチュアカメラマンは、すでに場所取りでいい所に三脚を構えている。
↓むこ投げ
↓むこ投げ(この動画は最高!)
↓むこ投げ


むこ投げが始まったのは午後2時30分頃。予行演習をして、2回目が本番だ。薬師堂下の斜面は断崖絶壁のようで、下から見ても恐ろしいが、上から見たらスキーのジャンプ台のように感じるのではないだろうか。
けがをするのではないかと心配したが、斜面が急なのでうまく転がっていく。一番下では嫁さんや地元の人が受け止めてくれる。
3人と飛び入りの1人の4人が投げられた。ニュースで見るより豪快で、すごく楽しい。こんなに楽しい小正月行事は初めてだった。
このあとは、すみ塗り行事へと続く。
今日の
最低気温1.2度、最高気温5.3度。曇り一時晴れ。
↓竪穴式住居(復元)


○……松之山へ向かう途中、津南町の「農と縄文の体験実習館なじょもん」に立ち寄った。農業・縄文・民俗の体験学習施設だという。施設内には津南町で出土した土器や石器を展示しているそうだ。
屋外には竪穴式住居7軒を復元した「縄文ムラ」があった。今年は雪が少ないが、やはり津南町は多い。縄文ムラが雪に埋まっていた。その竪穴式住居から煙が上がっていたので、行ってみると火が焚かれていた。子供たちの体験学習があるのだという。日を焚くと、縄文時代を何となく感じられる。
前年に結婚した初婿を薬師堂の高さ5mほどある境内から雪の斜面へ投げ落とす荒っぽい行事だ。由来は、略奪結婚の名残であるとも、ムラの娘をとられた腹いせが形を変え残ったものとも言われている。
今年は入籍したばかりの新婚夫婦3組が参加した。今朝の新潟日報紙の記事によると、志賀義明さん(29)、春香さん(29)は地元十日町市のカップル。ほかに魚沼市の田口諒さん(24)、聖子さん(24)、県外ではさいたま市の佐藤亜武さん(27)、彩希さん(26)の計3組だ。このうち、春香さんと聖子さんは松之山出身の姉妹だと、会場のアナウンスで紹介があった。
テレビでニュースを見ると、婿投げを見るには、それなりに大変だ。宿泊者以外は温泉街入り口しか駐車場がないので、湯本まで温泉街を縦断しなければならない。距離は1kmほどだ。それよりも天気予報通り、小雨が降り始めたのが気になる。むしろ雪の方が情緒があって良かったのに。
↓参加夫婦3組が待機

↓三人衆が担がれて出発

↓急坂をかつがれて上る婿さん
↓下で待ち構えるカメラマン

出発地点は足湯がある湯本処「地炉」。湯本の向かい側の建物だ。そこには3組の夫婦を中心に関係者が集まり、酒を飲んだり食べたりしながら、待機していた。そして出発は午後2時。花婿を騎馬戦のようにして担ぎ、薬師堂までの急坂を上る。3人が担いでいるが、相当きつそうで、何回か休みながら上っていく。その後を、観光客らがぞろぞろ付いていく。報道陣やアマチュアカメラマンは、すでに場所取りでいい所に三脚を構えている。
↓むこ投げ
↓むこ投げ(この動画は最高!)
↓むこ投げ


むこ投げが始まったのは午後2時30分頃。予行演習をして、2回目が本番だ。薬師堂下の斜面は断崖絶壁のようで、下から見ても恐ろしいが、上から見たらスキーのジャンプ台のように感じるのではないだろうか。
けがをするのではないかと心配したが、斜面が急なのでうまく転がっていく。一番下では嫁さんや地元の人が受け止めてくれる。
3人と飛び入りの1人の4人が投げられた。ニュースで見るより豪快で、すごく楽しい。こんなに楽しい小正月行事は初めてだった。
このあとは、すみ塗り行事へと続く。
今日の足跡
最低気温1.2度、最高気温5.3度。曇り一時晴れ。
↓竪穴式住居(復元)


○……松之山へ向かう途中、津南町の「農と縄文の体験実習館なじょもん」に立ち寄った。農業・縄文・民俗の体験学習施設だという。施設内には津南町で出土した土器や石器を展示しているそうだ。
屋外には竪穴式住居7軒を復元した「縄文ムラ」があった。今年は雪が少ないが、やはり津南町は多い。縄文ムラが雪に埋まっていた。その竪穴式住居から煙が上がっていたので、行ってみると火が焚かれていた。子供たちの体験学習があるのだという。日を焚くと、縄文時代を何となく感じられる。
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