10日15時36分=2023年=
難解だが色気たっぷりのSF映画「未来惑星ザルドス」
↓ザルドス

「ザールドース、ザールドース」の声とともに、「ザルドスは語り給う。汝ら選ばれし者に。銃は善なり。性器は悪なり」とお告げを言い放ち、銃を口から吐き出すシーンが印象的。映画「未来惑星ザルドス」は、以前から見たかった映画。難解の上、かなりぶっ飛んだ映画だった。高田世界館で上映中。

イギリスの巨匠ジョン・ブアマンが、ショーン・コネリーを主演に迎えたSF映画。もとは1974年の作品だが、4Kリマスターで復活した。今からみると、人類の未来を予見したような作品で、意味不明な場面も多いが、決して内容やテーマは古くはない。
2293年の未来。人類は不老不死の社会を実現したという設定だ。永遠の命を持つ特権階級のエターナル(永遠人)は、荒廃した外界から隔絶された透明ドームの中で優雅な暮らしを送っている。彼らは空飛ぶ巨大神像ザルドスを建立し、それを神と崇める撲滅戦士・エクスターミネーターズを操って、外界で暮らすブルータルズ(獣人)に食料を生産させ、彼らからの搾取と人口を減らすための殺戮を続けていた。ザルドスは穀物を受け取る代わりに獣人の中から選んだエクスターミネーターズ(撲滅戦士)という殺し屋集団に武器を渡していた。

彼らの存在に疑問を抱いた撲滅戦士の主人公ゼッド(ショーン・コネリー)が、巨大神像ザルドスの穀物に紛れて、ドーム内に潜入する。
ボルテックスに着いたゼッドはコンスエラ(シャーロット・ランプリング)という女性エターナルズは尋問を行い、侵入の目的を探ろうとする。不老不死の社会では性欲は衰えており、エターナルズが女性の裸の動画を見せるが、ゼッドは計器に反応しない。だが、コンスエラを見て激しく反応したのが面白い。ランブリングが生殖について講義する場面も笑えた。
ドームで暮らすエターナルは、厳密に言うと不死だが、不老ではない。ルールを犯した場合の刑罰として「加齢」というのがある。どんなに年をとって体が動かなくなっても死なないというのは、刑罰のようなものだ。
それにしても、ショーンコネリーが全裸に近いパンツ一枚の格好で、もじゃもじゃの胸毛を風になびかせて男臭さを振りまいている。若い頃のシャーロット・ランプリングの何ともいえないクールな眼差しが印象的。薄い衣装から形の良いおっぱいがポロリの場面がいっぱいあり、ジェーン・フォンダの「バーバレラ」と並ぶ、お色気系SFの代表作ともいえる。
格差社会、高齢社会、優勢思想、戦争など、現代に起こっている諸問題を、既に見通して予言していたような内容には驚いた。現代へ問いかける映画だった。
↓高田世界館前に作られたザルドスの雪像(だいぶ溶けてしまった)

↓公式サイト
https://zardoz2022.com/
↓予告編
今日の
最低気温-1.7度、最高気温4.4度。曇り。
○……昨日紹介した林修のニッポンドリルで放送した内容がとても良かった。行ってみたい場所を書きとめておくことにした。「春に見るべき花絶景」「超レア絶景」「世界遺産絶景」の3種類で、各ベスト8を選出したものだ。
↓山高神代桜

「春に見るべき花絶景」の第6位は山梨県の山高神代桜。樹齢2000年の一本桜だ。これも一度見て見たい。車で3時間。
↓花桃の里

そして、5位は隣県の長野県阿智村の「花桃の里」。3色の花が楽しめる。1万本もすごい。車で3時間。
↓南房総の菜の花

4位は南房総のいすみ鉄道沿線の菜の花、桜、電車の絶景。3月下旬には菜の花と桜が同時に見られるという。総東駅と新田野駅の間では、田んぼに水が張ってあり、逆さ風景が見られる。電車で5、6時間
↓あしかがフラワーパーク

栃木県の藤棚が第3位。あしかがフラワーパークだ。奇跡の大藤がある。ライトアップも素晴らしい。電車で3時間。
↓高田城址公園も出た

2位は弘前城の桜で、花筏が素晴らしい。「日本三大夜桜」の一つとして、高田城址公園が紹介された。
↓称名滝とハンノキ滝

○……次は「超レア絶景」。7位は、富山県立山町の日本一の落差350mを誇る称名滝。春先はハンノキ滝が現れ、落差500mになるそうだ。これも行けそう。5月上旬が見頃。車で3時間。
↓山の流氷

5位は新潟県魚沼市の破間(あぶるま)川に現れる山の流氷。4月上旬のようだ。車で2時間。
↓十日町市の清津峡

2位の京都の青もみじが漆塗りのテーブルに反射する絶景と並び、新潟県十日町市の清津峡も紹介された。昨年、大地の芸術祭で見に行った。
○……次は「世界遺産絶景」。第8位は、兵庫県姫路城が千本の桜に包まれる絶景。桜は4種類。西の丸が絶景スポット。夜桜も素晴らしい。4月上旬。
7位は兵庫県白川郷。冬もいいが、春には田んぼに映る逆さ合掌造りが見られる。5月上旬の2週間のみ。

「ザールドース、ザールドース」の声とともに、「ザルドスは語り給う。汝ら選ばれし者に。銃は善なり。性器は悪なり」とお告げを言い放ち、銃を口から吐き出すシーンが印象的。映画「未来惑星ザルドス」は、以前から見たかった映画。難解の上、かなりぶっ飛んだ映画だった。高田世界館で上映中。

イギリスの巨匠ジョン・ブアマンが、ショーン・コネリーを主演に迎えたSF映画。もとは1974年の作品だが、4Kリマスターで復活した。今からみると、人類の未来を予見したような作品で、意味不明な場面も多いが、決して内容やテーマは古くはない。
2293年の未来。人類は不老不死の社会を実現したという設定だ。永遠の命を持つ特権階級のエターナル(永遠人)は、荒廃した外界から隔絶された透明ドームの中で優雅な暮らしを送っている。彼らは空飛ぶ巨大神像ザルドスを建立し、それを神と崇める撲滅戦士・エクスターミネーターズを操って、外界で暮らすブルータルズ(獣人)に食料を生産させ、彼らからの搾取と人口を減らすための殺戮を続けていた。ザルドスは穀物を受け取る代わりに獣人の中から選んだエクスターミネーターズ(撲滅戦士)という殺し屋集団に武器を渡していた。

彼らの存在に疑問を抱いた撲滅戦士の主人公ゼッド(ショーン・コネリー)が、巨大神像ザルドスの穀物に紛れて、ドーム内に潜入する。
ボルテックスに着いたゼッドはコンスエラ(シャーロット・ランプリング)という女性エターナルズは尋問を行い、侵入の目的を探ろうとする。不老不死の社会では性欲は衰えており、エターナルズが女性の裸の動画を見せるが、ゼッドは計器に反応しない。だが、コンスエラを見て激しく反応したのが面白い。ランブリングが生殖について講義する場面も笑えた。
ドームで暮らすエターナルは、厳密に言うと不死だが、不老ではない。ルールを犯した場合の刑罰として「加齢」というのがある。どんなに年をとって体が動かなくなっても死なないというのは、刑罰のようなものだ。
それにしても、ショーンコネリーが全裸に近いパンツ一枚の格好で、もじゃもじゃの胸毛を風になびかせて男臭さを振りまいている。若い頃のシャーロット・ランプリングの何ともいえないクールな眼差しが印象的。薄い衣装から形の良いおっぱいがポロリの場面がいっぱいあり、ジェーン・フォンダの「バーバレラ」と並ぶ、お色気系SFの代表作ともいえる。
格差社会、高齢社会、優勢思想、戦争など、現代に起こっている諸問題を、既に見通して予言していたような内容には驚いた。現代へ問いかける映画だった。
↓高田世界館前に作られたザルドスの雪像(だいぶ溶けてしまった)

↓公式サイト
https://zardoz2022.com/
↓予告編
今日の足跡
最低気温-1.7度、最高気温4.4度。曇り。
○……昨日紹介した林修のニッポンドリルで放送した内容がとても良かった。行ってみたい場所を書きとめておくことにした。「春に見るべき花絶景」「超レア絶景」「世界遺産絶景」の3種類で、各ベスト8を選出したものだ。
↓山高神代桜

「春に見るべき花絶景」の第6位は山梨県の山高神代桜。樹齢2000年の一本桜だ。これも一度見て見たい。車で3時間。
↓花桃の里

そして、5位は隣県の長野県阿智村の「花桃の里」。3色の花が楽しめる。1万本もすごい。車で3時間。
↓南房総の菜の花

4位は南房総のいすみ鉄道沿線の菜の花、桜、電車の絶景。3月下旬には菜の花と桜が同時に見られるという。総東駅と新田野駅の間では、田んぼに水が張ってあり、逆さ風景が見られる。電車で5、6時間
↓あしかがフラワーパーク

栃木県の藤棚が第3位。あしかがフラワーパークだ。奇跡の大藤がある。ライトアップも素晴らしい。電車で3時間。
↓高田城址公園も出た

2位は弘前城の桜で、花筏が素晴らしい。「日本三大夜桜」の一つとして、高田城址公園が紹介された。
↓称名滝とハンノキ滝

○……次は「超レア絶景」。7位は、富山県立山町の日本一の落差350mを誇る称名滝。春先はハンノキ滝が現れ、落差500mになるそうだ。これも行けそう。5月上旬が見頃。車で3時間。
↓山の流氷

5位は新潟県魚沼市の破間(あぶるま)川に現れる山の流氷。4月上旬のようだ。車で2時間。
↓十日町市の清津峡

2位の京都の青もみじが漆塗りのテーブルに反射する絶景と並び、新潟県十日町市の清津峡も紹介された。昨年、大地の芸術祭で見に行った。
○……次は「世界遺産絶景」。第8位は、兵庫県姫路城が千本の桜に包まれる絶景。桜は4種類。西の丸が絶景スポット。夜桜も素晴らしい。4月上旬。
7位は兵庫県白川郷。冬もいいが、春には田んぼに映る逆さ合掌造りが見られる。5月上旬の2週間のみ。
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