17日20時50分=2023年=
怪獣が暴れない怪獣映画「大怪獣のあとしまつ」
SF映画や怪獣映画だと思って見た人は、がっかりする人が大半だと思う。作品の評価には賛否両論があるが、圧倒的に「ひどい映画だ」という評価が多い。だが、「イン・ザ・プール」「亀は意外と速く泳ぐ」「図鑑にのっていない虫」などで知られる三木聡監督は、小ネタや意味不明なギャグ満載、チープでゆるいのが特徴で、ファンも多い。政治をおちょくったB級ギャグ映画だと思えばいい。

↓予告編
日本で大暴れした後、ある日なぜか死んでしまったという巨大怪獣…死んでから登場するので、動かない怪獣映画だった。最初は観光資源としてインバウンドが期待できるのではないかと、政府は大喜びする。北朝鮮は怪獣が大陸から来たものだと所有権を主張する。だが、怪獣の腐敗が進むとガス爆発が起きて大災害なるとわかってからは、大慌て。怪獣は死骸として登場するという従来の怪獣映画の盲点を付いた着想はすごいし、どんな展開が待っているか、どんなすごいシーンが出てくるか期待してしまうだろう。
だが、映画は有名俳優を無駄遣いし、お金も相当かけたのに完全なおふざけのB級映画。映画の途中で怒って出て行った人も多いと思うが、くだらないことを真面目にやるのが面白い。私は三木監督が好きだし、当初から笑わせてもらうつもりで見ていたので、十分楽しめた。
ところで、季刊誌・映画芸術が「2022年日本映画ベストテン&ワーストテン」を発表した。当然、「大怪獣のあとしまつ」がワーストに入っていると思っていた。しかし、ワーストテンに入っていなかった。さすが映画芸術だと思う。映画の見る目があると思う。
ちなみに、ワーストテンは①「流浪の月」②「シン・ウルトラマン」③「ある男」④「ラーゲリより愛を込めて」⑤「母性」⑥「死刑にいたる病」⑦「LOVE LIFE」⑧「ケイコ 目を澄ませて」⑨「東京2020オリンピック SIDE:B」⑨「百花」(同率)
ちなみに、ワーストテンとベストテンの両方に入る映画が一番おもしろいと思う。「ケイコ 目を澄ませて」がベストテン1位。ワーストテンでは8位で、両方に入っている映画はこの作品だけだ。この映画はまだ見ていないので、今から楽しみ。それにしても「流浪の月」がワーストテンの1位とは驚いた。
本題に戻るが、真面目な部分とおふざけが混在して押し寄せ、そのレベル差が極端だ。だから、笑ったらいいのか、まじめに見たらいいのかが分からない。観客が試される映画なのだ。
↓政府が発表した大怪獣の名は「希望」

官房長官の意味不明なギャグが笑える(笑えない人も多いと思うが)。それにしても、死んだ大怪獣に内閣が知恵を絞って付けた名が「希望」とは! 全身にキノコが生えた男の一部(黒いモザイク入り)を画面越しに触る土屋太鳳の場面は最高に笑えた。
「(費用とは)別れた彼女に使った金額を、セックスの回数で割るようなものだ」
「陰毛でせっけんを泡立てると、よく泡立つ」
「悲しんで泣いて出た涙も、鼻毛を抜いて出た涙も区別がつかない」
「限りなくウンコに近いゲロ」(怪獣の遺体から発生した臭いについて)
「私情と腐った死体は犬も食べない」
「忠犬ハチ公は渋谷に亡くなったご主人を迎えに行ったわけじゃない。餌がもらえたからですよ」
「土産物のマリモは手でまるめてるって知って買うようなものだぞ」
今日の
最低気温-3.5度、最高気温8.1度。晴れ。
○……キッチンの上のパネルに組み込んである蛍光灯が極端に暗くなった。もう寿命なのだろう。ヤマダ電機へ行って、同じ型番を探した。パナソニックのツイン蛍光灯という種類だ。27Wのナチュラル色。値段を見ると、2600円もしたので驚いた。全部ポイントで買ったけど。
帰ってから、Amazonで値段を調べると、なんと999円(送料無料)だった! やられたな~。

↓予告編
日本で大暴れした後、ある日なぜか死んでしまったという巨大怪獣…死んでから登場するので、動かない怪獣映画だった。最初は観光資源としてインバウンドが期待できるのではないかと、政府は大喜びする。北朝鮮は怪獣が大陸から来たものだと所有権を主張する。だが、怪獣の腐敗が進むとガス爆発が起きて大災害なるとわかってからは、大慌て。怪獣は死骸として登場するという従来の怪獣映画の盲点を付いた着想はすごいし、どんな展開が待っているか、どんなすごいシーンが出てくるか期待してしまうだろう。
だが、映画は有名俳優を無駄遣いし、お金も相当かけたのに完全なおふざけのB級映画。映画の途中で怒って出て行った人も多いと思うが、くだらないことを真面目にやるのが面白い。私は三木監督が好きだし、当初から笑わせてもらうつもりで見ていたので、十分楽しめた。
ところで、季刊誌・映画芸術が「2022年日本映画ベストテン&ワーストテン」を発表した。当然、「大怪獣のあとしまつ」がワーストに入っていると思っていた。しかし、ワーストテンに入っていなかった。さすが映画芸術だと思う。映画の見る目があると思う。
ちなみに、ワーストテンは①「流浪の月」②「シン・ウルトラマン」③「ある男」④「ラーゲリより愛を込めて」⑤「母性」⑥「死刑にいたる病」⑦「LOVE LIFE」⑧「ケイコ 目を澄ませて」⑨「東京2020オリンピック SIDE:B」⑨「百花」(同率)
ちなみに、ワーストテンとベストテンの両方に入る映画が一番おもしろいと思う。「ケイコ 目を澄ませて」がベストテン1位。ワーストテンでは8位で、両方に入っている映画はこの作品だけだ。この映画はまだ見ていないので、今から楽しみ。それにしても「流浪の月」がワーストテンの1位とは驚いた。
本題に戻るが、真面目な部分とおふざけが混在して押し寄せ、そのレベル差が極端だ。だから、笑ったらいいのか、まじめに見たらいいのかが分からない。観客が試される映画なのだ。
↓政府が発表した大怪獣の名は「希望」

官房長官の意味不明なギャグが笑える(笑えない人も多いと思うが)。それにしても、死んだ大怪獣に内閣が知恵を絞って付けた名が「希望」とは! 全身にキノコが生えた男の一部(黒いモザイク入り)を画面越しに触る土屋太鳳の場面は最高に笑えた。
意味不明なギャグのいろいろ
「(費用とは)別れた彼女に使った金額を、セックスの回数で割るようなものだ」
「陰毛でせっけんを泡立てると、よく泡立つ」
「悲しんで泣いて出た涙も、鼻毛を抜いて出た涙も区別がつかない」
「限りなくウンコに近いゲロ」(怪獣の遺体から発生した臭いについて)
「私情と腐った死体は犬も食べない」
「忠犬ハチ公は渋谷に亡くなったご主人を迎えに行ったわけじゃない。餌がもらえたからですよ」
「土産物のマリモは手でまるめてるって知って買うようなものだぞ」
今日の足跡
最低気温-3.5度、最高気温8.1度。晴れ。
○……キッチンの上のパネルに組み込んである蛍光灯が極端に暗くなった。もう寿命なのだろう。ヤマダ電機へ行って、同じ型番を探した。パナソニックのツイン蛍光灯という種類だ。27Wのナチュラル色。値段を見ると、2600円もしたので驚いた。全部ポイントで買ったけど。
帰ってから、Amazonで値段を調べると、なんと999円(送料無料)だった! やられたな~。
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