29日23時10分=2023年=
上越市や妙高市と関係がある出雲国の「出雲大社」へバスツアー
私が生まれた「旧小出雲村」が、島根県出雲市「出雲国」と深い関連がある。上越市には「旧出雲町」(南本町1丁目)があり、「出雲崎」(三島郡出雲崎町)も関係がありそうだ。出雲国から移住してきた人が、故郷の地名を付けたものではないだろうか。
出雲大社は国造りをした大国主神がまつられている。大国主神は、古志国の奴奈川姫の元へはるばる求婚に来たと「古事記」に書かれている。その出雲大社の近くから、糸魚川産のヒスイの勾玉が出土している。両者の交流があった証である。そのような、つながりの痕跡がたくさん残されているという。
古志国からは稲作や酒造りの技術が出雲に伝えられ、出雲からは最先端の科学技術である「製鉄」が伝えられたという。
かねてから、その出雲国、出雲大社へ行きたいと思っていた。越後国(新潟)と出雲国(島根)は直線で600km離れており、自動車で行くには遠すぎる。
今回、「姫路城・出雲大社と足立美術館3日間」というマルケーのグリーンツアーがあり、参加した。グリーンツアーでは1人旅を受け付けているツアーも多く、すぐに申し込んだ。
2019年3月5、6日付のブログ「妙高市小出雲と出雲国(島根県)のつながり① ②」に書いたことだが、「八雲の空 岡本雅享の出雲学」には次のように書かれている。それを一部、再掲載する。
「越佐は日本海沿岸を北上してきた出雲文化が、内陸に折れて信濃や会津へ向かう分岐点でもある。その一つ、居多神社が鎮座する直江津から関川水系を遡ると、信濃へ向かう川・道筋に出雲町―大己貴社―斐太(ひだ)神社―小出雲(おいづも)など、出雲地名と出雲大神を祭る古社が連なる」と紹介している。
高田に「出雲町」があるとは知らなかった。今の上越市南本町1丁目で、その小字「出雲」として残っている。南本町1丁目には「出雲町」の標柱があるそうだ。
高田から北国街道を進むと、石沢に出る。昔の街道の雰囲気が残っている集落だ。石沢には出雲大社の分社がある。「初代祭主の宮崎沢七は明治13年、徒歩で出雲大社まで参詣して分社を発願、御札と龍蛇神を授かって帰郷した」という。
その大社が2015年8月、建立130年を迎えて全面改築され、次のような記事になった。
↓上越よみうりの記事

旧小出雲村は、現在の田町1~3丁目、小出雲1~3丁目、広田町、学校町、経塚町、渋江町、末広町である。
小出雲の産土神である妙高市の加茂神社は、斐太神社の末社で、「加茂神社は出雲の賀茂、出雲から来て創建した社」だという。
↓小出雲坂

小出雲には、北国街道の小出雲坂がある。かつて『越後見納め小出雲坂よ。ほろと泣いたをなんじ忘られよ』と里歌にも歌われたように、この場所が高田平野を一望できる最後の場所だった。狭くて急な坂だが、旧街道の雰囲気が残っている。現在の展望は良くない。
↓飯山市の「小出雲バス停」

さらに「信越国境の関田(大明神)峠に至る。そこから約8㎞先の旧温井(ぬくい)村(現飯山市一山(いちやま)にも小出雲がある。近世は温井村の枝村で、明治半ば頃まで地元では小出雲村と呼び続けた」という。
古志から出雲に行って住み着いた人々が、出雲に「古志」の地名を付けたというなら、今も残っている「小出雲」は、出雲から来た人々が住み着いた証かもしれない。
バスツアーは2泊3日で、全国旅行支援が適用されて1万円引きになり、さらに4000円分のクーポンも付く。
↓「538(ご参拝)」ナンバーのバス

3月26日、ツアーバスは午前6時に石橋のバスセンターを発車。バスのナンバーは「538」。「ご参拝」とは縁起がいい。
1日目は姫路城で、2日目が出雲大社と足立美術館、3日目が鳥取砂丘である。出雲大社が目的だが、姫路城や足立美術館も楽しみだ。桜もちょうど満開と重なるだろう。
【関連記事】
◇「妙高市小出雲と出雲国(島根県)のつながり①」2019年3月5日
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-4177.html
◇「妙高市小出雲と出雲国(島根県)のつながり②」2019年3月6日
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-4178.html
◇「小出雲坂」ってどこにあるの?(2014年7月23日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-2470.html
今日の
最低気温2.0度、最高気温13.6度。晴れ。

○……高田城址公園の観桜会が今日から開幕である。午後6時半には、開幕を彩る花火が打ち上げられた。
仕事中だったが、花火の音が聞こえたので外に出たら遠くに見えた。
↓妙高市文化ホール周辺の桜

↓斐太の桜

○……妙高市文化ホール周辺の桜も五分咲きほどになった。「神の宮温泉 かわら亭」の近くの土手の桜並木も、きれいだった。
出雲大社は国造りをした大国主神がまつられている。大国主神は、古志国の奴奈川姫の元へはるばる求婚に来たと「古事記」に書かれている。その出雲大社の近くから、糸魚川産のヒスイの勾玉が出土している。両者の交流があった証である。そのような、つながりの痕跡がたくさん残されているという。
古志国からは稲作や酒造りの技術が出雲に伝えられ、出雲からは最先端の科学技術である「製鉄」が伝えられたという。
かねてから、その出雲国、出雲大社へ行きたいと思っていた。越後国(新潟)と出雲国(島根)は直線で600km離れており、自動車で行くには遠すぎる。
今回、「姫路城・出雲大社と足立美術館3日間」というマルケーのグリーンツアーがあり、参加した。グリーンツアーでは1人旅を受け付けているツアーも多く、すぐに申し込んだ。
2019年3月5、6日付のブログ「妙高市小出雲と出雲国(島根県)のつながり① ②」に書いたことだが、「八雲の空 岡本雅享の出雲学」には次のように書かれている。それを一部、再掲載する。
「越佐は日本海沿岸を北上してきた出雲文化が、内陸に折れて信濃や会津へ向かう分岐点でもある。その一つ、居多神社が鎮座する直江津から関川水系を遡ると、信濃へ向かう川・道筋に出雲町―大己貴社―斐太(ひだ)神社―小出雲(おいづも)など、出雲地名と出雲大神を祭る古社が連なる」と紹介している。
高田に「出雲町」があるとは知らなかった。今の上越市南本町1丁目で、その小字「出雲」として残っている。南本町1丁目には「出雲町」の標柱があるそうだ。
高田から北国街道を進むと、石沢に出る。昔の街道の雰囲気が残っている集落だ。石沢には出雲大社の分社がある。「初代祭主の宮崎沢七は明治13年、徒歩で出雲大社まで参詣して分社を発願、御札と龍蛇神を授かって帰郷した」という。
その大社が2015年8月、建立130年を迎えて全面改築され、次のような記事になった。
↓上越よみうりの記事

旧小出雲村は、現在の田町1~3丁目、小出雲1~3丁目、広田町、学校町、経塚町、渋江町、末広町である。
小出雲の産土神である妙高市の加茂神社は、斐太神社の末社で、「加茂神社は出雲の賀茂、出雲から来て創建した社」だという。
↓小出雲坂

小出雲には、北国街道の小出雲坂がある。かつて『越後見納め小出雲坂よ。ほろと泣いたをなんじ忘られよ』と里歌にも歌われたように、この場所が高田平野を一望できる最後の場所だった。狭くて急な坂だが、旧街道の雰囲気が残っている。現在の展望は良くない。
↓飯山市の「小出雲バス停」

さらに「信越国境の関田(大明神)峠に至る。そこから約8㎞先の旧温井(ぬくい)村(現飯山市一山(いちやま)にも小出雲がある。近世は温井村の枝村で、明治半ば頃まで地元では小出雲村と呼び続けた」という。
古志から出雲に行って住み着いた人々が、出雲に「古志」の地名を付けたというなら、今も残っている「小出雲」は、出雲から来た人々が住み着いた証かもしれない。
バスツアーは2泊3日で、全国旅行支援が適用されて1万円引きになり、さらに4000円分のクーポンも付く。
↓「538(ご参拝)」ナンバーのバス

3月26日、ツアーバスは午前6時に石橋のバスセンターを発車。バスのナンバーは「538」。「ご参拝」とは縁起がいい。
1日目は姫路城で、2日目が出雲大社と足立美術館、3日目が鳥取砂丘である。出雲大社が目的だが、姫路城や足立美術館も楽しみだ。桜もちょうど満開と重なるだろう。
【関連記事】
◇「妙高市小出雲と出雲国(島根県)のつながり①」2019年3月5日
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-4177.html
◇「妙高市小出雲と出雲国(島根県)のつながり②」2019年3月6日
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-4178.html
◇「小出雲坂」ってどこにあるの?(2014年7月23日)
http://8446.blog79.fc2.com/blog-entry-2470.html
今日の足跡
最低気温2.0度、最高気温13.6度。晴れ。

○……高田城址公園の観桜会が今日から開幕である。午後6時半には、開幕を彩る花火が打ち上げられた。
仕事中だったが、花火の音が聞こえたので外に出たら遠くに見えた。
↓妙高市文化ホール周辺の桜

↓斐太の桜

○……妙高市文化ホール周辺の桜も五分咲きほどになった。「神の宮温泉 かわら亭」の近くの土手の桜並木も、きれいだった。
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Comment
いつものことながら教養あふれる文章に感服するほかありません。あわせてyasuさんの充実した「ハッピーライフ」に私もあやかりたい。ふと、「定年後」などのベストセラーでひそかにブレーク中の楠新氏の顔が思い浮かびました。
コメントありがとうございます。
楠木 新さんも定年後は「好奇心」と「行動力」だ大事だと言っていますね。
これは車の両輪のように切り離せないものだと思います。
ただし、それには最低限のお金(使い方次第)と、1日5000歩ぐらい歩ける体力が必須です。
それが「好奇心」と「行動力」を支えてくれるのだと思います。
でも、それがいつ終わるか分からないし、一日が「今日は楽しかった。幸せだ」と思える1日を積み重ねていくことですかね。
最後になりますが、ブログには仕事のことを書いていないし、楽しかったことや趣味を中心に書いているので、私が考えたり、やっていることのすべてではありません。比重としては、ブログに書いたもの以外の方が多いです。
どうもありがとうございました。
楠木 新さんも定年後は「好奇心」と「行動力」だ大事だと言っていますね。
これは車の両輪のように切り離せないものだと思います。
ただし、それには最低限のお金(使い方次第)と、1日5000歩ぐらい歩ける体力が必須です。
それが「好奇心」と「行動力」を支えてくれるのだと思います。
でも、それがいつ終わるか分からないし、一日が「今日は楽しかった。幸せだ」と思える1日を積み重ねていくことですかね。
最後になりますが、ブログには仕事のことを書いていないし、楽しかったことや趣味を中心に書いているので、私が考えたり、やっていることのすべてではありません。比重としては、ブログに書いたもの以外の方が多いです。
どうもありがとうございました。