22日15時40分=2023年=
「白の時代」は必見 新津美術館の「ユトリロ展」
富岡惣一郎の「トミオカホワイト」とはまったく別物だが、生まれ育ったパリの町並みや教会などの白壁を哀愁漂う独特の色使いで表現した画家モーリス・ユトリロの「白の時代」を中心にした「生誕140年 ユトリロ展」に行ってきた。会場は新潟市の「新津美術館」で、会期は8月13日まで。
↓新津美術館


展覧会は撮影禁止だろうと思っていたが、なんと一部を除いてOKだった。三脚、フラッシュ、自撮り棒は禁止だが、ユトリロ展で撮影OKとは驚いた。
↓ユトリロ展会場

アルコール依存症の治療のために絵画制作を始めた「モンマニーの時代」や、色使いが豊かに変遷する「色彩の時代」の作品もあったが、やはり、白壁を描いた「白の時代」の作品(30点)が印象的だ。
「モンマニーの時代」「白の時代」「色彩の時代」「晩年」というユトリロを4期に分けて展示していた。
「モンマニーの時代」はユトリロがアルコール依存症の治療で入院していた医師に勧められ絵を描き始めた1907年頃までを指す。この初期の作品を見ても、白い絵の具の凹凸表現で漆喰の白壁を描いており、「白の時代」の作品と間違えるほどだ。この作品もそうだ。
↓「ベルト王妃のらせん階段の館、シャルトル」

1908年以降の「白の時代」は、ユトリロのアルコール依存症が最も重い時期だったが、画家として一番評価が高く、輝いていた。
最初にトミオカホワイトのことを書いたが、ユトリロは油絵の具に漆喰や貝殻など、さまざまな素材を混ぜて、独特の白色の表現を追求した。
↓パリのサンセヴラン教会

↓ラバン・アジル、モンマルトルのサン=ヴァンサン通り

↓モンマニーの教会

↓セルネーの城の入り口、サノワのまジャンディ通り

↓展覧会のポスターに使われた作品。《可愛い聖体拝受者》、トルシー=アン=ヴァロアの教会(エヌ県)

↓クリニャンクールのノートル=ダム教会

↓サン=ディディエの教会、ネリロン

「白の時代」を堪能したところで、「色彩の時代」へ。これも富岡惣一郎と比較してしまう。富岡も「色彩の時代」へ移行したからだ。
この時代は、鮮やかな色彩と、後ろ姿の人物が特徴。このころは、パリ近郊の精神病院に入退院を繰り返している。
「色彩の時代」の絵はガラスが反射して、撮影すると自分が映ってしまうため、撮影しなかった。「白の時代」のようなおしゃれな感じがない。
今日の
最低気温22.7度、最高気温30.0度。晴れ。

○……郵便の父、前島密の「キッテサブレ」。紙ケースごと郵便でポストに投函できるのが秀逸。味もなかなか。土産にいただいたので、ちょっと紹介。
2021年10月1日から発売したという。発売元は上越市の「百々福堂」。前島記念館、ホテルハイマート、あるるん畑、道の駅あらいのひだなんなどで販売している。上越特産市場でも取り寄せ可能。8枚入り 1870円(税込み)、16枚入り 3170円(税込み)。
お菓子のネーミングがちょっと平凡かな。「密かな愉しみ」はちょっとやりすぎ?
一つ疑問がある。なんで郵便制度を生んだ(産んだ)のに、「郵便の父」なんだろう。「郵便の母」じゃ、だめかな。
↓新津美術館


展覧会は撮影禁止だろうと思っていたが、なんと一部を除いてOKだった。三脚、フラッシュ、自撮り棒は禁止だが、ユトリロ展で撮影OKとは驚いた。
↓ユトリロ展会場

アルコール依存症の治療のために絵画制作を始めた「モンマニーの時代」や、色使いが豊かに変遷する「色彩の時代」の作品もあったが、やはり、白壁を描いた「白の時代」の作品(30点)が印象的だ。
「モンマニーの時代」「白の時代」「色彩の時代」「晩年」というユトリロを4期に分けて展示していた。
「モンマニーの時代」はユトリロがアルコール依存症の治療で入院していた医師に勧められ絵を描き始めた1907年頃までを指す。この初期の作品を見ても、白い絵の具の凹凸表現で漆喰の白壁を描いており、「白の時代」の作品と間違えるほどだ。この作品もそうだ。
↓「ベルト王妃のらせん階段の館、シャルトル」

1908年以降の「白の時代」は、ユトリロのアルコール依存症が最も重い時期だったが、画家として一番評価が高く、輝いていた。
最初にトミオカホワイトのことを書いたが、ユトリロは油絵の具に漆喰や貝殻など、さまざまな素材を混ぜて、独特の白色の表現を追求した。
↓パリのサンセヴラン教会

↓ラバン・アジル、モンマルトルのサン=ヴァンサン通り

↓モンマニーの教会

↓セルネーの城の入り口、サノワのまジャンディ通り

↓展覧会のポスターに使われた作品。《可愛い聖体拝受者》、トルシー=アン=ヴァロアの教会(エヌ県)

↓クリニャンクールのノートル=ダム教会

↓サン=ディディエの教会、ネリロン

「白の時代」を堪能したところで、「色彩の時代」へ。これも富岡惣一郎と比較してしまう。富岡も「色彩の時代」へ移行したからだ。
この時代は、鮮やかな色彩と、後ろ姿の人物が特徴。このころは、パリ近郊の精神病院に入退院を繰り返している。
「色彩の時代」の絵はガラスが反射して、撮影すると自分が映ってしまうため、撮影しなかった。「白の時代」のようなおしゃれな感じがない。
今日の足跡
最低気温22.7度、最高気温30.0度。晴れ。

○……郵便の父、前島密の「キッテサブレ」。紙ケースごと郵便でポストに投函できるのが秀逸。味もなかなか。土産にいただいたので、ちょっと紹介。
2021年10月1日から発売したという。発売元は上越市の「百々福堂」。前島記念館、ホテルハイマート、あるるん畑、道の駅あらいのひだなんなどで販売している。上越特産市場でも取り寄せ可能。8枚入り 1870円(税込み)、16枚入り 3170円(税込み)。
お菓子のネーミングがちょっと平凡かな。「密かな愉しみ」はちょっとやりすぎ?
一つ疑問がある。なんで郵便制度を生んだ(産んだ)のに、「郵便の父」なんだろう。「郵便の母」じゃ、だめかな。
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