27日15時33分=2023年=
今日は「男はつらいよの日」。第1作を改めて鑑賞
1969年(昭和44年)のこの日、監督・山田洋次、主演・渥美清の映画『男はつらいよ』シリーズの第1作が公開された。これを記念して今日は「男はつらいよの日」である。最も長いシリーズの映画としてギネスブックにも載っている。映画シリーズ全48作の配給収入は464億3,000万円、観客動員数は7,957万3,000人を記録した日本を代表する映画だ。

TVシリーズから始まった「男はつらいよ」は、映画として第1作が作られ、それが26年にわたる映画シリーズとして続くことになる。この1作には、「男はつらいよ」のすべてがあり、山田洋次監督の人情喜劇映画への思いがすべて詰まっている。これまで3回ほど見たが、やっぱり第1作はすばらしい。シリーズのすべての要素がそろっている。
↓矢切の渡し

↓江戸川沿いの柴又公園

↓帝釈天参道


冒頭に寅さん(渥美清)の長い一人語りがある。14歳の時に今は亡き父と大ゲンカして家出した経緯などが語られる。そして、寅さんが矢切の渡しに乗って20年ぶりに、懐かしい故郷柴又の「とらや」に帰ってくる。その日は、ちょうど柴又帝釈天の庚申の祭りだった。歓迎ムードも束の間、寅は妹さくらの縁談に親代わりに出席し、スープをズルズル飲んだり、酔っ払って下品な話を連発してぶちこわしてしまう。おいちゃん(森川信)やおばちゃん(三崎千恵子)たちと大喧嘩し、柴又を去る。
倍賞千恵子が可愛らしい。倍賞千恵子はこのとき、28歳。結婚前に務めていた会社の仕事はコンピューターのキーパンチャー。これが最前線の仕事だった。時代を感じる。
寅さんは、奈良で旅行中の御前様(笠智衆)とその娘・坪内冬子(光本幸子)と再会。幼なじみゆえ、気さくな冬子に恋をした寅さんは、帰郷してからも冬子のもとへ日参する。このときの光本幸子は26歳。美しい(46作にも出演した)。
一方、裏の印刷工場につとめる諏訪博(前田吟)は、さくらへ想いを寄せていた。初めは「さくらは大学出のサラリーマンと結婚させるんだい」といっていた寅次郎も、博のさくらへの思いを知り、恋愛指南をするほどに。博に頼まれて、さくらの想いをきくという役目に失敗し、失望した博は印刷工場をやめ、出て行ってしまう。だが、博がさくらへの心からの想いを直接伝えたことで、もともと博に想いを寄せていたさくらが博を追いかけていって、無事二人は結婚する。
最後は冬子の結婚が決まり、寅次郎の失恋で終わる。このパターンはシリーズを通じて、同じである。
とらやを出て行った寅次郎は、上野駅まで追いかけて来た舎弟の登(津坂匡章)に郷里の八戸までの乗車券を渡し、歳を考えて堅気になれと突き放した寅次郎は、一人寂しくラーメンをかきこみ、嗚咽する場面が秀逸だ。寅さんが泣く場面って他にあったかな。
山田監督はこの作品について「悲しい出来事を涙ながらに訴えること、また生真面目な顔で物語ることは易しい。しかし悲しいことを笑いながら語るのはとても困難なこと。この住み辛い世の中には、笑い話の形を借りてしか伝えられない真実がある」と語っている。それを「男はつらいよ」の中で具現化している。特にこの第1作は記念碑的作品であり、監督の思いを渥美清という名優を通じて語っている。
葛飾柴又へは学生の頃に行ったことがあるが、あれからずいぶん変わっただろう。その後、「葛飾柴又寅さん記念館」や「山田洋次ミュージアム」「フーテンの寅像&さくら像」「寅さんの碑」もできた。また、訪ねて行ってみたいなぁ。
今日の
最低気温23.9度、最高気温33.4度。晴れ。幾分涼しいかな。
↓ダブルベリーヨーグルトスムージー

○……セブンイレブンのスムージーは、冷凍の野菜や果物などを使って店頭で自分で作る。今日、「ダブルベリーヨーグルトスムージー」を飲み、4種類全部を制覇した。各300円。
「ダブルベリーヨーグルトスムージー」はストロベリーとブルーベリーの2種類が入っていて、ヨーグルトとミックスすることで爽やかな酸っぱさが際立つ。どれがおいしいか選ぼうと思ったけれど、どれも優劣つけがたい。それぞれおいしい。
全店に導入が進んでおり、上越市内では7月28日に13店だったが、現在は35店に増えた。妙高市内は4店で変わらず。


TVシリーズから始まった「男はつらいよ」は、映画として第1作が作られ、それが26年にわたる映画シリーズとして続くことになる。この1作には、「男はつらいよ」のすべてがあり、山田洋次監督の人情喜劇映画への思いがすべて詰まっている。これまで3回ほど見たが、やっぱり第1作はすばらしい。シリーズのすべての要素がそろっている。
↓矢切の渡し

↓江戸川沿いの柴又公園

↓帝釈天参道


冒頭に寅さん(渥美清)の長い一人語りがある。14歳の時に今は亡き父と大ゲンカして家出した経緯などが語られる。そして、寅さんが矢切の渡しに乗って20年ぶりに、懐かしい故郷柴又の「とらや」に帰ってくる。その日は、ちょうど柴又帝釈天の庚申の祭りだった。歓迎ムードも束の間、寅は妹さくらの縁談に親代わりに出席し、スープをズルズル飲んだり、酔っ払って下品な話を連発してぶちこわしてしまう。おいちゃん(森川信)やおばちゃん(三崎千恵子)たちと大喧嘩し、柴又を去る。
倍賞千恵子が可愛らしい。倍賞千恵子はこのとき、28歳。結婚前に務めていた会社の仕事はコンピューターのキーパンチャー。これが最前線の仕事だった。時代を感じる。
寅さんは、奈良で旅行中の御前様(笠智衆)とその娘・坪内冬子(光本幸子)と再会。幼なじみゆえ、気さくな冬子に恋をした寅さんは、帰郷してからも冬子のもとへ日参する。このときの光本幸子は26歳。美しい(46作にも出演した)。
一方、裏の印刷工場につとめる諏訪博(前田吟)は、さくらへ想いを寄せていた。初めは「さくらは大学出のサラリーマンと結婚させるんだい」といっていた寅次郎も、博のさくらへの思いを知り、恋愛指南をするほどに。博に頼まれて、さくらの想いをきくという役目に失敗し、失望した博は印刷工場をやめ、出て行ってしまう。だが、博がさくらへの心からの想いを直接伝えたことで、もともと博に想いを寄せていたさくらが博を追いかけていって、無事二人は結婚する。
最後は冬子の結婚が決まり、寅次郎の失恋で終わる。このパターンはシリーズを通じて、同じである。
とらやを出て行った寅次郎は、上野駅まで追いかけて来た舎弟の登(津坂匡章)に郷里の八戸までの乗車券を渡し、歳を考えて堅気になれと突き放した寅次郎は、一人寂しくラーメンをかきこみ、嗚咽する場面が秀逸だ。寅さんが泣く場面って他にあったかな。
山田監督はこの作品について「悲しい出来事を涙ながらに訴えること、また生真面目な顔で物語ることは易しい。しかし悲しいことを笑いながら語るのはとても困難なこと。この住み辛い世の中には、笑い話の形を借りてしか伝えられない真実がある」と語っている。それを「男はつらいよ」の中で具現化している。特にこの第1作は記念碑的作品であり、監督の思いを渥美清という名優を通じて語っている。
葛飾柴又へは学生の頃に行ったことがあるが、あれからずいぶん変わっただろう。その後、「葛飾柴又寅さん記念館」や「山田洋次ミュージアム」「フーテンの寅像&さくら像」「寅さんの碑」もできた。また、訪ねて行ってみたいなぁ。
今日の足跡
最低気温23.9度、最高気温33.4度。晴れ。幾分涼しいかな。
↓ダブルベリーヨーグルトスムージー

○……セブンイレブンのスムージーは、冷凍の野菜や果物などを使って店頭で自分で作る。今日、「ダブルベリーヨーグルトスムージー」を飲み、4種類全部を制覇した。各300円。
「ダブルベリーヨーグルトスムージー」はストロベリーとブルーベリーの2種類が入っていて、ヨーグルトとミックスすることで爽やかな酸っぱさが際立つ。どれがおいしいか選ぼうと思ったけれど、どれも優劣つけがたい。それぞれおいしい。
全店に導入が進んでおり、上越市内では7月28日に13店だったが、現在は35店に増えた。妙高市内は4店で変わらず。

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