30日20時35分=2023年=
溝口健二監督の名作映画「祇園囃子」
溝口健二監督の名作映画 『祇園囃子(ぎおんばやし)』をAmazon primeで見た。1953年公開だから私が生まれた年の作品である。なぜ、この映画を見返したかというと、先月、徳島の阿波おどりを見に行き、女性のうなじの美しさを再認識したからだ。
↓ポスター

新潟県の佐渡おけさは、編み笠は水平に着ける。阿波おどりは、前方に45度ほど低く傾けて被るので、顔が半分ほど隠れる。反対に目立つのがうなじ。暑い中、汗で濡れたうなじが艶っぽい。アマチュアカメラマンも、顔は良く見えないので、うなじを狙っている人が多い。まさに、阿波おどりはうなじで色っぽさを演出する踊りなのだ。
まずは、阿波おどりのうなじの写真を何枚か並べてみる。


これを見た上で、『祇園囃子』を見ると、主人公の栄子を演じる若尾文子のうなじは白く艷やかで、美しい曲線を描いている。肌も玉のように白い。そして、うなじがきれいに見えるには、首はある程度長くないとだめだ。このとき、若尾文子は20歳。色っぽいけれど可愛らしい。
↓20歳の若尾文子。とても可愛らしい

↓美しい若尾文子のうなじ

この映画は祇園の芸妓の話。祇園の芸妓・美代春(木暮実千代)の屋形に、芸妓をしていた母を亡くした少女・栄子(若尾文子)が舞妓志願に訪れる。栄子の父は美代春の昔からの馴染み客だったが、商売が零落し、細々と暮らしており、栄子の保証人にもならないと言う。しかし、栄子の熱意に負けた美代春は彼女を仕込む決心をした。
祇園の芸妓・美代春(木暮実千代)の屋形に、上七軒で芸妓をしていた母を亡くしたばかりの少女・栄子(若尾文子)が舞妓志願に訪れる。栄子の父は美代春の昔からの馴染み客だったが、メリヤス問屋の商売が零落し、体調もすぐれずに細々とした日々を過ごしている。美代春の使いとして訪れた男衆に向かって、栄子の保証人にはならないと言う。
1年間の舞妓修行を経た栄子は美代栄として見世出しし、車両会社の専務・楠田に見初められる。美代春も楠田の取引先である役所の課長・神崎に好意を抱かれる。だが、美代栄(若尾文子)は強引に迫る楠田を拒んで大けがを負わせてしまい、美代春と美代栄はお茶屋への出入りを止められてしまう。
美代春と美代栄を連れて上京した楠田は、美代春たちには内緒で神崎も呼び寄せていた。宿泊先の旅館で神崎の相手をするように頼まれた美代春は困惑しながらも神崎と対面する。いっぽう、美代栄(若尾文子)は強引に迫る楠田を拒みながら大怪我を負わせてしまう。この事件で美代春と美代栄はお茶屋への出入りを止められ、屋形で侘びしい日々を送っている。
我々には縁のない世界の話だが、役所の課長クラスでも、芸者遊びができる時代だったのだ。
次は川島雄三監督の「女は二度生まれる」(61年)も見てみたい。「祗園囃子」から8年経っているので、若尾文子は28歳である。若尾文子は川島監督から徹底的に磨きあげられたという。艶っぽさと同時に演技にも注目してみたい。
今日の
最低気温23.1度、最高気温35.4度。晴れのち曇り。
↓3色のだんごが串刺しになっている「坊っちゃんだんご」

○……道後温泉で買ってきた土産「坊っちゃんだんご」を賞味期限になる前に食べてみた。老舗「白鷺堂」のものが有名だが、売っていなかった。別の菓子店のものである。味の比較はできないが、とてもおいしかった。
「坊っちゃん」の中に「二皿食べて七銭払った」と登場するつぼや菓子舗の「湯晒(ゆざらし)団子も欲しかったが、朝早くでかけたため、土産店が開いておらず、手に入らなかった。
↓ポスター

新潟県の佐渡おけさは、編み笠は水平に着ける。阿波おどりは、前方に45度ほど低く傾けて被るので、顔が半分ほど隠れる。反対に目立つのがうなじ。暑い中、汗で濡れたうなじが艶っぽい。アマチュアカメラマンも、顔は良く見えないので、うなじを狙っている人が多い。まさに、阿波おどりはうなじで色っぽさを演出する踊りなのだ。
まずは、阿波おどりのうなじの写真を何枚か並べてみる。


これを見た上で、『祇園囃子』を見ると、主人公の栄子を演じる若尾文子のうなじは白く艷やかで、美しい曲線を描いている。肌も玉のように白い。そして、うなじがきれいに見えるには、首はある程度長くないとだめだ。このとき、若尾文子は20歳。色っぽいけれど可愛らしい。
↓20歳の若尾文子。とても可愛らしい

↓美しい若尾文子のうなじ

この映画は祇園の芸妓の話。祇園の芸妓・美代春(木暮実千代)の屋形に、芸妓をしていた母を亡くした少女・栄子(若尾文子)が舞妓志願に訪れる。栄子の父は美代春の昔からの馴染み客だったが、商売が零落し、細々と暮らしており、栄子の保証人にもならないと言う。しかし、栄子の熱意に負けた美代春は彼女を仕込む決心をした。
祇園の芸妓・美代春(木暮実千代)の屋形に、上七軒で芸妓をしていた母を亡くしたばかりの少女・栄子(若尾文子)が舞妓志願に訪れる。栄子の父は美代春の昔からの馴染み客だったが、メリヤス問屋の商売が零落し、体調もすぐれずに細々とした日々を過ごしている。美代春の使いとして訪れた男衆に向かって、栄子の保証人にはならないと言う。
1年間の舞妓修行を経た栄子は美代栄として見世出しし、車両会社の専務・楠田に見初められる。美代春も楠田の取引先である役所の課長・神崎に好意を抱かれる。だが、美代栄(若尾文子)は強引に迫る楠田を拒んで大けがを負わせてしまい、美代春と美代栄はお茶屋への出入りを止められてしまう。
美代春と美代栄を連れて上京した楠田は、美代春たちには内緒で神崎も呼び寄せていた。宿泊先の旅館で神崎の相手をするように頼まれた美代春は困惑しながらも神崎と対面する。いっぽう、美代栄(若尾文子)は強引に迫る楠田を拒みながら大怪我を負わせてしまう。この事件で美代春と美代栄はお茶屋への出入りを止められ、屋形で侘びしい日々を送っている。
我々には縁のない世界の話だが、役所の課長クラスでも、芸者遊びができる時代だったのだ。
次は川島雄三監督の「女は二度生まれる」(61年)も見てみたい。「祗園囃子」から8年経っているので、若尾文子は28歳である。若尾文子は川島監督から徹底的に磨きあげられたという。艶っぽさと同時に演技にも注目してみたい。
今日の足跡
最低気温23.1度、最高気温35.4度。晴れのち曇り。
↓3色のだんごが串刺しになっている「坊っちゃんだんご」

○……道後温泉で買ってきた土産「坊っちゃんだんご」を賞味期限になる前に食べてみた。老舗「白鷺堂」のものが有名だが、売っていなかった。別の菓子店のものである。味の比較はできないが、とてもおいしかった。
「坊っちゃん」の中に「二皿食べて七銭払った」と登場するつぼや菓子舗の「湯晒(ゆざらし)団子も欲しかったが、朝早くでかけたため、土産店が開いておらず、手に入らなかった。
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