05日21時22分=2023年=
栃尾美術館で「中原淳一展」
雑誌の表紙絵ぐらいしか知らなかった「中原淳一」の展覧会を最終日(10月1日)に見てきた。表紙画、挿絵など約100点が展示されていた。中原淳一は、1930年代から80年代まで、画家、ファッションデザイン、イラストレーターとして活躍した。センスの良いファッション、大きな目と長いまつげ、多彩なヘアスタイル。8頭身で細い体型など、現代でも通用するような絵の数々に魅せられた。

↓栃尾美術館


一番驚いたのは、戦局が激化する不安定な情勢のなか、日々の暮らしの中でできる服装(例えばおしゃれなエプロン)や髪型、ライフスタイルなどを提案しつつ、雑誌に発表を続けたことだ。さらには日本の「Kawaii(カワイイ)」が世界的なブームになっているが、その先駆けでもあった。いまや、アニメ、コスプレ、マンガなど日本文化に関連する世界各国の共通語として多く使われているという。
↓中原淳一(ウィキペディアより)

当初は少女や若い人のファッションが中心だったが、晩年の1970年には「女の部屋」という少し上の年代向けの雑誌を発刊。体調悪化のため、5号で終わってしまったが、大人のファッションやカラーコーディネートを提案した。紙面では浅丘ルリ子、川端康成、水上勉、吉永小百合、三島由紀夫、三船敏郎、黒柳徹子とのインタビューが載っていた。同性愛的な内容も多かったというから、雑誌を読んでみたかった。また、川端康成の小説「乙女の港」に、中原淳一が表紙絵や挿絵を書いているという。これも読んでみたい。
絵は、竹久夢二に強い影響を受けているという。逆に漫画家の池田理代子が中原の影響を受けたという。
今日の
最低気温14.4度、最高気温22.7度。曇りときどき雨。

○……家の周辺の広場、畑、庭などで一斉に曼珠沙華(彼岸花)が咲き始めた。だが、9月29日に、埼玉県日高市の「巾着田曼珠沙華公園」で500万本の曼珠沙華の大群落を見てきたばかり。(記事)
1本の花でも十分美しいのだが、どうしても比較して見てしまう。

↓栃尾美術館


一番驚いたのは、戦局が激化する不安定な情勢のなか、日々の暮らしの中でできる服装(例えばおしゃれなエプロン)や髪型、ライフスタイルなどを提案しつつ、雑誌に発表を続けたことだ。さらには日本の「Kawaii(カワイイ)」が世界的なブームになっているが、その先駆けでもあった。いまや、アニメ、コスプレ、マンガなど日本文化に関連する世界各国の共通語として多く使われているという。
↓中原淳一(ウィキペディアより)

当初は少女や若い人のファッションが中心だったが、晩年の1970年には「女の部屋」という少し上の年代向けの雑誌を発刊。体調悪化のため、5号で終わってしまったが、大人のファッションやカラーコーディネートを提案した。紙面では浅丘ルリ子、川端康成、水上勉、吉永小百合、三島由紀夫、三船敏郎、黒柳徹子とのインタビューが載っていた。同性愛的な内容も多かったというから、雑誌を読んでみたかった。また、川端康成の小説「乙女の港」に、中原淳一が表紙絵や挿絵を書いているという。これも読んでみたい。
絵は、竹久夢二に強い影響を受けているという。逆に漫画家の池田理代子が中原の影響を受けたという。
今日の足跡
最低気温14.4度、最高気温22.7度。曇りときどき雨。

○……家の周辺の広場、畑、庭などで一斉に曼珠沙華(彼岸花)が咲き始めた。だが、9月29日に、埼玉県日高市の「巾着田曼珠沙華公園」で500万本の曼珠沙華の大群落を見てきたばかり。(記事)
1本の花でも十分美しいのだが、どうしても比較して見てしまう。
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