26日20時24分=2023年=
杉野沢・苗名滝~戸隠・鏡池の紅葉
昨日に続く紅葉巡り。妙高市杉野沢にある苗名滝と、戸隠・鏡池の紅葉が真っ盛り。午後から曇ってきて時折、ポツポツと雨が当たってきたが、傘は必要ない程度で良かった。
苗名滝は、上越走友会の秋の合宿で、池の平の白樺荘から苗名滝までの往復11kmを走ったものだ。苗名滝苑でそのまま折り返したり、さらに苗名滝まで走った会員もいた。ここのソフトクリームは濃厚で美味しい。疲れも吹き飛んだ。
苗名滝入り口には広い駐車場があるが、苗名滝苑という食堂前の駐車場まで行くことができる。平日なら満車にはならない。苗名滝苑は大きな食堂で、夏は流しそうめんが名物である。別棟でソフトクリームなどを販売している。好みのフルーツソースを自由にかけて食べることができる。
そこから滝までは500m、徒歩で片道15分ほどだ。山道なので、ハイヒールなどでは無理。雨が降った後などはぬかるみもあり、滑りやすいので注意が必要だ。歩き初めて1分ほどで1つ目の吊り橋を渡る。右手には下流への土砂防止のための砂防堰堤がある。この橋を渡ると階段が2か所あり、長野県に入る。
そこから道は少し険しくなり、石や木の根があって歩きにくい。2つめの吊り橋の手前に信濃の俳人、小林一茶の句碑がある。苔むしていて良く読めないが、碑文は「瀧(たき)けぶり側(そば)で見てさへ花の雲」と刻まれている。一茶が1813年(文化10年)4月に滝を訪れた際に詠んだもので、滝が水煙を上げて落ちる様子を桜が満開の光景に見立てている。
↓迫力がある苗名滝と紅葉のコントラストが美しい


句碑をすぎると、遠くに滝が見え、流れ落ちる音が聞こえるようになる。さらに進むと二つ目の吊り橋がある。この橋の上からの滝を撮影するのが一番美しい。橋を渡った所に東屋があり、そこが展望台になっているが、木や岩がじゃまになる。滝が良く見える場所まで行くには、河原の大きな石をいくつも乗り超えていく必要があり、危険を伴う。
苗名滝は「日本の滝100選」に選ばれている落差55mある壮大な滝。水量が豊富で、地震のように大地を震わす。地震は古語で「なゐ」といい、昔は「なゐの滝」と称していたという。江戸時代に地図を作る時、地名に佳字を使用したため、「なゐ」に「苗」の漢字が充てられ、「苗名滝」になったようだ。
深田久弥の名著『日本百名山』に、妙高山はむかし、「越(こし)の中山」と呼ばれ、その「中山」が「名香山」と当て字され、漢詩などに読み込むには具合が悪いことから、音読して「名香山(みょうこうさん)となり、更に文字を飾って「妙高山」になったという説が書かれている。苗名滝と同様である。旧妙高高原町は昔、名香山村だったことからも、その痕跡が分かる。田口にある「名香山苑」という特養ホームの施設名にも残っている。
↓きのこそば

苗名滝を見終わってから、駐車場のところにある苗名滝苑で昼食。きのこそば(1100円)を食べた。なめこがたくさん入っていておいしかった。風味が良かったので、天然なめこかもしれない。
↓鏡池の紅葉。中央は戸隠山

苗名滝から黒姫山(1904m)の裾をぐるっと周り、野尻湖の西側を通って、戸隠の紅葉の名所「鏡池」へ。約25km、約40分で到着。鏡池の湖面に映り込む紅葉が絶景。特に周辺も含めてカラマツの紅葉が美しい。また、池からは戸隠山(中央)、写真では切れてしまったが、左側には本院岳(2020m)や、西岳(2053m)が連なる荒々しい稜線の迫力が素晴らしい。風が少しあったためか、湖面に映る紅葉がぼんやりとしてしまった。
今日の
最低気温10.7度、最高気温21.4度。晴れ。
○……友人によると、清里高原や野辺山高原、御嶽昇仙峡の紅葉は、いずれも色づく前に葉が落下してしまい、駄目だったという。清里高原の標高は1200m、野辺山高原は1350m、昇仙峡の山頂パノラマ台の標高は1058mである。冷え込みが足りなかったのだろうか。

○……苗名滝苑から苗名滝まで山道を歩く途中に、「路肩駐車禁止」の立て札があった。自動車は入れるはずもない。マウンテンバイクやロードバイクを指しているのだろうか。意味が分からない。
苗名滝は、上越走友会の秋の合宿で、池の平の白樺荘から苗名滝までの往復11kmを走ったものだ。苗名滝苑でそのまま折り返したり、さらに苗名滝まで走った会員もいた。ここのソフトクリームは濃厚で美味しい。疲れも吹き飛んだ。
苗名滝入り口には広い駐車場があるが、苗名滝苑という食堂前の駐車場まで行くことができる。平日なら満車にはならない。苗名滝苑は大きな食堂で、夏は流しそうめんが名物である。別棟でソフトクリームなどを販売している。好みのフルーツソースを自由にかけて食べることができる。
そこから滝までは500m、徒歩で片道15分ほどだ。山道なので、ハイヒールなどでは無理。雨が降った後などはぬかるみもあり、滑りやすいので注意が必要だ。歩き初めて1分ほどで1つ目の吊り橋を渡る。右手には下流への土砂防止のための砂防堰堤がある。この橋を渡ると階段が2か所あり、長野県に入る。
そこから道は少し険しくなり、石や木の根があって歩きにくい。2つめの吊り橋の手前に信濃の俳人、小林一茶の句碑がある。苔むしていて良く読めないが、碑文は「瀧(たき)けぶり側(そば)で見てさへ花の雲」と刻まれている。一茶が1813年(文化10年)4月に滝を訪れた際に詠んだもので、滝が水煙を上げて落ちる様子を桜が満開の光景に見立てている。
↓迫力がある苗名滝と紅葉のコントラストが美しい


句碑をすぎると、遠くに滝が見え、流れ落ちる音が聞こえるようになる。さらに進むと二つ目の吊り橋がある。この橋の上からの滝を撮影するのが一番美しい。橋を渡った所に東屋があり、そこが展望台になっているが、木や岩がじゃまになる。滝が良く見える場所まで行くには、河原の大きな石をいくつも乗り超えていく必要があり、危険を伴う。
苗名滝は「日本の滝100選」に選ばれている落差55mある壮大な滝。水量が豊富で、地震のように大地を震わす。地震は古語で「なゐ」といい、昔は「なゐの滝」と称していたという。江戸時代に地図を作る時、地名に佳字を使用したため、「なゐ」に「苗」の漢字が充てられ、「苗名滝」になったようだ。
深田久弥の名著『日本百名山』に、妙高山はむかし、「越(こし)の中山」と呼ばれ、その「中山」が「名香山」と当て字され、漢詩などに読み込むには具合が悪いことから、音読して「名香山(みょうこうさん)となり、更に文字を飾って「妙高山」になったという説が書かれている。苗名滝と同様である。旧妙高高原町は昔、名香山村だったことからも、その痕跡が分かる。田口にある「名香山苑」という特養ホームの施設名にも残っている。
↓きのこそば

苗名滝を見終わってから、駐車場のところにある苗名滝苑で昼食。きのこそば(1100円)を食べた。なめこがたくさん入っていておいしかった。風味が良かったので、天然なめこかもしれない。
↓鏡池の紅葉。中央は戸隠山

苗名滝から黒姫山(1904m)の裾をぐるっと周り、野尻湖の西側を通って、戸隠の紅葉の名所「鏡池」へ。約25km、約40分で到着。鏡池の湖面に映り込む紅葉が絶景。特に周辺も含めてカラマツの紅葉が美しい。また、池からは戸隠山(中央)、写真では切れてしまったが、左側には本院岳(2020m)や、西岳(2053m)が連なる荒々しい稜線の迫力が素晴らしい。風が少しあったためか、湖面に映る紅葉がぼんやりとしてしまった。
今日の足跡
最低気温10.7度、最高気温21.4度。晴れ。
○……友人によると、清里高原や野辺山高原、御嶽昇仙峡の紅葉は、いずれも色づく前に葉が落下してしまい、駄目だったという。清里高原の標高は1200m、野辺山高原は1350m、昇仙峡の山頂パノラマ台の標高は1058mである。冷え込みが足りなかったのだろうか。

○……苗名滝苑から苗名滝まで山道を歩く途中に、「路肩駐車禁止」の立て札があった。自動車は入れるはずもない。マウンテンバイクやロードバイクを指しているのだろうか。意味が分からない。
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Comment
コメントありがとうございます
「ちたけそば」をググってみたら、「ちたけ(乳茸)」というキノコを使った栃木県の郷土料理だとありました。
全国各地にいろいろな食物があるんですね。
栃木県に行くことがあったら食べてみたいです。夏から秋にかけての名物みたいですね。
「ちたけそば」をググってみたら、「ちたけ(乳茸)」というキノコを使った栃木県の郷土料理だとありました。
全国各地にいろいろな食物があるんですね。
栃木県に行くことがあったら食べてみたいです。夏から秋にかけての名物みたいですね。
日光で「ちたけせいろそば」を食べましたが軽い失望を禁じ得ませんでした。そば自体が美味だったのはせめてもの救いでしたが、つけ汁に肝心のちたけは1個だけ。しかも干からびたような代物で、ほかの具はナスばかり。「看板に偽りあり」を地でいく「ちたけせいろそば」にほかなりませんでした。